二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】心と体のアンバランス2   ツバサクロとコラボ! ( No.217 )
日時: 2011/01/23 11:05
名前: ユキナ ◆jSzUFJdXHo (ID: Ux.5UTH1)
参照: http://www.youtube.com/watch?v



   *もう一人の小狼の思い*



「羽を取り戻すために必要なものはすべて手に入れる。邪魔者は消す」


小狼が冷たい目でいう。


黒鋼「こいつはお前とあの姫のためにかわったんだ。お前たちが少しでも笑ってられるように!!!」


黒鋼がファイを抱えながら言う。

しかし小狼は、顔色一つ変えなかった。


黒鋼「聞こえねぇのか、小僧!!!!」


大きな声が響く。







その時、下の方から魔法陣が現れ、その中から誰かが飛び出してきた。









—————————————


サクラの指が、ピクリと動いた。


サクラ「——大切なヒト・・・・——」

そうつぶやいたサクラの頭に浮かんできたのは、


自分の国の人たち、


今まで出会ってきた人たち、


そして、





サクラ「——私の・・一番大切なヒト・・・——」





今まで、一緒に旅をしてきた人・・。




サクラ「!!」


サクラの目が覚めた。



————————————————




カ「・・・・(————誰か・・、来た・・?————)」


ようやく意識が戻ってきたっぽい私は、倒れた状態のまま、強い何かを感じ取った。







           〜





サクラ「みんなっ!!!」



サクラが丸い何かの中から叫ぶ。


サクラ「!!」


目の前の光景を目にして、驚いたのだ。





そこには、



小狼が・・・、二人いたからだ・・。








そう、さっき魔法陣から飛び出してきたのは、赤い紋章が入った黒い服を着ている、もう一人の小狼だった。






傷だらけの小狼の胸元あたりが光だし、右目に移された心が・・・・・ファイが一生懸命に小狼に戻そうとしていた玉が、出てきた。





玉は、もう一人の小狼の手元に行く。


そして言った。



「・・心の半分・・。俺が昔、お前に渡したものだ。」


と。






           〜


カ「・・(心の半分・・?それってどういう・・・・)」



私は、その会話に耳を向けていた。



           〜



「・・一度封印がきれたものを、その魔術師がお前に戻そうとしたんだな・・?」



黒鋼「!!」



「その奪われた左目と共に・・・」



もう一人の小狼が続ける。



「けれど・・、一度消えた封印は、もうどんな方法を使ってももどらない」


もう一人の小狼の中に、玉が消えた。


そして、眼帯をとった。


「・・・その魔術師もわかっていたのだろう・・。それでもかけたんだ。可能性に・・!!」