二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第弐章 —燃え盛る炎と完璧なる氷と— ( No.75 )
- 日時: 2011/02/26 12:47
- 名前: 蒼月白星鏡 ◆kuB5mqYaRs (ID: khxqjExY)
- 参照: 沖縄=サーフィンっていう脳内設定。豪炎寺もした気がするんだ
第弐拾話『混合—そして少年は水に乗る—』
早朝。
土方も起きていない中、豪炎寺は一人海岸に来ていた。
「…落ち着くな… 朝だからなのかもしれないが、とても涼しい。
まるで別世界みたいだ。」
風で彼の足元に水波が来る。
少し揚がった水飛沫は、暑い沖縄に居る彼にとってとても気持ち良かった。
「そう言えば、此処ってサーフィンで有名だったよな」
作者の妄想ですが。
「余り水と馴染んでいないし… やってみるか、
サーフィン」
「んぐぁ…」
AM7:30。
土方は目を覚ました。
今日は休日なので、弟達はまだ寝ている。
「豪炎寺… 朝方だが、手伝ってくれない…か……?」
土方の視線の先には、1つだけ綺麗にパジャマが折り畳まれていた。
「これでいいかな。」
土方の家の裏にある倉庫から、サーフィンに使う板を取りだした。
「(とは言ったものの、サーフィン全くやったこと無いし、分からないんだよな…)」
都会に住んでいるので、無理もない。
「豪炎寺」
呼び止めたのは、土方だった。
「こんな朝早くから居ないから、まさかとは思っていたが…」
「気にするな。一応、これでも特訓のつもりだ」
その言葉を聞いた途端、土方はポカーンと口を開けた。
「じゃあ、何でサーフィンしないんだ?」
「…やり方知らない」
ズベベベベーと、土方は勢いよく転んだ。
「俺が通ってる学校に、サーフィンが趣味な奴が居るんだけど…あいつ馬鹿だからなぁ、豪炎寺が居ることすぐにバラすと思うんだよな」
「(馬鹿なお前が言える事じゃないと思うが)」
あえて言わないことにした。
「じゃあ、如何するんだよ」
「…前に、サーフィンの仕方について書いてある本を読んだことがある気がする「それを先に思い出せよ!」
珍しく土方からのツッコミ。決して豪炎寺がボケた訳ではない。
「…記憶しか頼りにならないが、やってみよう。」
で、その結果。
「土方ー」
「?」
「サーフィン、
出来ちゃった」
「…マジで?」