二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ワンピース【*ワノ国の恋事情*】 ( No.53 )
日時: 2011/03/03 20:15
名前: ジュリエッタ (ID: 3r6DhwLS)

第参話【うしろの正面だぁれ?】



ジュアン「そっち行ったぁぁぁぁぁ!!!」
さっきまで静かだった神聖な森に外道な声が響く。
スザク「捕まえろノエル!」
ノエル「っしゃあ!やってやるぜぇ!っておわっは!」
ルフィ「あ?誰だ?ノエルか。」
ノエル「ルフィてめぇ!もう少しで捕まえられたかもしれねぇのに!」
ルフィ「あ!待て待て〜!」
ノエル「無視すんなぁあ〜〜〜!!!!」
どうやらインコを捕まえる作業に入ったらしい。
ガサガサガサッと草影から音がした。
ジュアン「・・・?」
エース「どうした?」
ジュアン「なんでもな〜い♪そんな事よりエース!インコそっち行った!!」
エース「まかしとけっ!」
エースはインコを追いかけ走って行った。
ジュアン「・・・・。」
草影の方を睨み、鷲餡はエースを追いかけた。
三人は鷲餡達の方へと近づいて行った。
???「ひゃひゃひゃひゃひゃ!」
『どうした?アング。』 
アングと呼ばれたガリガリの男が草影から立ちあがった。
アング「見つけましたよぉ!いい体だ!ぜひとも実験台にしたい!」
『・・・。捕まえるんだ。お前の実験台は他の奴にしろ。』
アング「まぁいい。誰でもいいんだ。解剖させろ!ひゃひゃひゃひゃ!」
『目的は鷲餡の確保だ。鷲餡を優先しろ。』
アング「ちっ。さっさと殺しす。」
『殺すのは鷲餡以外だぞ。わかってんのかお前は。』
アング「わかってますって!ひゃひゃひゃ!」
『僕の駒鳥を傷つけたら許さないからな?』
アング「アイツの生態には俺も興味があるんでなぁ!殺すのは他のガキどもだ!」
『ま、せいぜいがんばるんだな。』






ジュアン「ふー!やっと捕まえたぁ!」
ルフィ「コイツ逃げ脚早ぇんだよ!」
ノエル「あ``〜!二度と来ねぇぞ!こんな依頼!」
鷲餡達はインコを鉄製の籠に入れた。
エース「これで依頼終了か。」
ジュアン「せっかくだからさぁ!なんか遊んで行こうよ!」
鷲餡が勢いよく立つとその上には木の枝があったらしく勢いよく頭を打ち付けた。
エース「何がしたいんだお前は。」
ジュアン「えへへ〜♪う〜んとねぇ・・・。じゃあかごめかごめやろう!」
ルフィ「かごめかごめ?あの後ろの正面だぁれ?とか言う奴?」
ジュアン「そうそう♪なんか真夜中にやると呪われるって奴!アレ小さい時よくやってたんだぁ♪」
ノエル「!?」
ウソップ「!?」
ジュアン「ん?どうしたの〜?」
ノエルとウソップが小刻みに震え始める。
ノエル「べっべつに怖くなんかねぇぞ!怖くなんか!」
ウソップ「わ、悪い、俺はかごめかごめをやってはいけない病なんだ!」
ルフィ「シシシシ!お前らはほんとに怖がりだなぁ!」
ノエル「こ、恐くねぇって言ってんだろ!」
ウソップ「やっやってやろうじゃねぇか!」
そう言うとジャンケンをして鷲餡が真ん中になりみんなで取り囲んだ。


かごめかごめ 籠の中の鳥は
いついつ出やる 夜明けの晩に
鶴と亀は滑った 後ろの正面だぁれ?


—— どうして誰だかわかるの? ——

—— すぐ当てちゃってつまんなーい。 ——

—— ずるしてるでしょ!? ——

—— 帰ろ帰ろ! ——

待ってよ。行かないでよ。 
ワタシが何をしたの?
ワタシが悪いコトしたの?
お願い。一人にしないでよ。
  

           ヒトリハサミシイヨ。




ルフィ「鷲餡?どうした?」
ジュアン「えっ?」
ルフィ「うしろの正面はだーれだ!」
鷲餡は汗を滝のように流していた。
ジュアン((あぁ・・・。昔の記憶か・・・。))
鷲餡は服の袖で汗を拭い、唇を少し噛んだ。
ジュアン((私はもう・・・弱虫じゃない・・・。))
エース「鷲餡?」
ジュアン「あ、うん!だれかなぁ♪」
???「ひゃひゃひゃひゃひゃ!誰だろうねぇ?」
ジュアン「え?」
エース「鷲餡!避けろ!」
鷲餡は急いで振り返ったが遅かった。
アング「さぁ?来てもらおうか御姫様?ひゃひゃひゃひゃ!」





このお話の続きはまた次回。
べつにめんどくさくなったとかではなくってよ?