二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機 ( No.21 )
- 日時: 2011/02/03 23:38
- 名前: 桜花火 (ID: /HyWNmZ0)
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4 現れた影
「いいぞ、虎丸!そのまま持ち込め!」
円堂が叫ぶ
宇都宮虎丸はこのチームでは最年少だ
虎丸は円堂の応援をバックに、ひたすら走る
キーパーの立向居勇気は、腰を低く落とし、今来るシュートを止める体制に入る
「豪炎寺さん、シュート行きましょう!」
「あぁ!」
豪炎寺と虎丸が互いに息を合わせる
「「タイガーストーム!」」
二人のシュートはまるで火をまく虎のごとく、立向居が塞いでいるゴールに向かう
「はぁ〜魔王・ザ・ハンド!」
立向居の背後に魔王を彷彿させる影ができる
しかし、二人のシュートは甘くはなかった
虎が魔王を突き破り、そのままゴールに突き刺さった
「ハハッ、やっぱスゲーなタイガーストームは」
円堂がつぶやた
彼の見つめる先にはシュートを決めた二人がハイタッチをしている
虎丸はとてもうれしそうだ
(ピッピー)
ホイッスルの音がグランドに響いた
音無だ
マネージャーの三人は、休憩用のドリンクと冷たいタオルを持ってきた
「皆さぁ〜ん、そろそろ休憩です!」
音無の合図で、選手たちはみな戻ってくる
マネージャーが一人一人にドリンクを渡していく
「そういえば、練習試合の相手は?」
円堂が疑問に思ったことを口にする
「あっ、それならもうじき来ると思います」
音無が腕時計を見ながら答えた
その直後だ、
フィールドに急に11人の人が現れた
「ききき、急に現れたっスよ」
体は大きいが、人一倍怖がりな壁山塀吾朗が言った
すると、チームの人たちはフィールドを見る
一番前に立っているのは
薄い紫色のロン毛の少年、ナタクだ
「初めまして、イナズマジャパンの皆さん
私が、あなた方に手紙を出したナタクと言う者です」
「ナタク・・・?お前がキャプテンか!?」
円堂は何か感じたのか、警戒している
「まぁ、今のところはそうですね」
ナタクは後ろの仮面をつけている少女を見た
「春奈、本当にあいつらか?練習試合を申し込んだのは」
「よくわからないけど、あの言い方だとそうだと思う」
鬼道と音無が小さい声で話す
すると、鬼道は円堂の肩を軽くたたき、小さく耳打ちした
「気をつけろ、あいつら何かおかしい」
「分かってる」
すると、ナタクが口を開いた
「そろそろ、試合を始めましょう、皆さん」
「あぁ、分かった」
円堂が答え、休憩に入っていた選手たちは自分の配置についた
(なんか嫌な予感がする・・・)
ベンチの冬花は思った
しかし、自分には見守ることしかできない
冬花の予感は的中する、この試合はやがて地獄と化する
やっと、第四話が終わりました
次が試合です!