二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 異世界の危機 〜更新再開!〜 ( No.247 )
- 日時: 2011/05/22 11:07
- 名前: 桜花火◇16jxasov7 (ID: /HyWNmZ0)
52 最後の試合
豪炎寺、ヒロト、虎丸が一点を決めたことにより、勝負の風向きがイナズマジァパンの方に向いてきた
虎「豪炎寺さん!もうグランドファイヤは効かないと思います」
豪「あぁ、タイガーストームで行くぞ!!」
豪炎寺が隣にいた虎丸に小さくパスをだし、虎丸が前線に駆け上がっていく
攻めてくるスライディングなどの攻撃を華麗に避け続け、守に向かう
修「二度も同じ手には掛からねぇよ」
修也が虎丸の着地の同時に、足元を狙い、ボールを奪い去った
虎「やられた!!」
鬼「ボールをとれ!!」
修「二度も同じ手は効かなぇって言っただろ?」
吹「スノーエンジェル!」
修「邪魔だ」
修也が足で吹雪を蹴とばした、普通なら反則になる行為だ
円「今の…」
染「反則だろ!!」
修「反則?そんなもの知るか、ルールにこだわるほど、自分の世界がどうなってもいいのか?」
鬼「チッ…小暮!風丸!」
小「せんp…」
小暮が技を繰り出す前に、修也はそこを走り抜けた
風丸の足の速さでも、彼を追い抜くことはできなく、修也は無防備の円堂の前に立った
修「爆熱スクリュー!!」
円「ガン、シャン、ドワ〜ン!!」
円堂の背後に一瞬だけ、魔神が出現するが、修也のシュートを受ける前に、消えてしまった
そして、修也のチームに一点追加された
修「二点目だ」
すぐに風丸や、鬼道たちが円堂に駆け寄る
円「……どうしてだよ!!」
円堂が腹を押さえ、風丸の肩を借りながら立ち上がった
修「何がだ…」
円「復讐のためにいろんな人を巻き込んで、それで自分が復讐できたとしても… 修「黙れ!!」…」
修也が拳を握りながら叫んだ
修「お前たちに何がわかる!!俺たちの苦しみがわかるのか!?」
円「分からない!!」
円堂が鋭いまなざしで修也を睨みつけた
円「分からない…、お前たちがどんなに苦しんできたか、どんなに悲しかったかは分かるわけがない!でも!!これだけは分かる!」
風「円堂…?」
円堂が風丸を押しのけ、フラフラになりながらも一人で立ち上がった
円「大好きなんだろ…国やそこでの生活が!冬花のことも大切に思っていたんだろ!?だったらどうしてアルティスの言葉をそんな簡単に信じるんだよ!?」
修「……」
修也が目を瞑り、黙り込んだ
握りしめている手は震えている
円「好きなら、信じるべきだろ!?」
修「黙れっつてんだ!!」
円「っ…」
修也の一言で周りの空気が静かになった
修「そんなのきれいごとだ…お前はいつもそうやっていろんな人を苦しめてきただろ!?」
風「違う!!」
円「風丸?」
風「確かに俺は一度円堂を裏切り、エイリア石に手を出した、力がほしかったから…でも、それじゃダメだって気づかせてくれたのは円堂だ、仲間なんだ!」
言い終わると、風丸の息は切れていた、下を俯きながら辛そうに息継ぎをしている
円(ありがとう、風丸…)
修「それでも、俺は復讐の道を進む…誰に何と言われようと……」
修也が暗い表情で呟いた
冬花がその横顔を、眉を寄せ、手を強く握りしめながら見つめていた
吹「大丈夫?風丸くん」
風「あぁ、心配させてすまない…お前は大丈夫なのか?」
風丸が吹雪の体を見て、腹のとこらに黒い跡があるのを見つける
吹「うん、なんとか」
鬼「円堂、試合が再開する、持ち場に戻れ」
円「あぁ……そうだ、いいこと思いついたんだ!」
全「?」
円堂の言葉に、全員が首を傾げた
円「あのさ——」
豪「やるか!」
全「「おぉ!!」」
全員の掛け声で、皆の心が一つになった