二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ■銀魂/ 日向と日影 /夢■ ( No.7 )
日時: 2011/04/25 17:20
名前: くろねこ。 (ID: 2nnbbVZM)

■+/分かっていたはずの存在 ヒカゲside。

ザアアアアアアアアッ————————、


——○月×日(火)

  昨日から降り始めた雨は止まず、
  止むどころか激しさを増す一方。

           ————…

藤堂日影17歳。 日課、日記を書く。

——...こうやって真選組の一員になり、
    ここで毎日生活していること。
    皆で道場に居た時のことを考えると、ふと思う。

    僕は、永くて醒めない夢を見てるんじゃないか..と。
    それでも時は過ぎるもので、僕ももう17になった。

あと数時間で夜が明ける。
       そんな時だった—…

「 日影ーっ 」

「っあ はいっ!! 」

この声の主は僕の上司である沖田さん。
歳も近い沖田さんだが、敬語は抜けない。

「お、いたいた。 日影は待ち伏せでィ」

「............はい?」

話が読めず、頭に「?」マークを浮かべる
僕を見て沖田さんは一言呟く。




「 桂の目撃情報が入った。」

その瞬間、僕は勢いよく立ちあがり
沖田さんと自室を後にした。


——————浪士を取り締まること。 それが、
             真選組である僕の仕事。


そんな事は分かっていた。
僕は真選組で浪士は敵であるということを、

————————————分かっていた……はずだった。




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