二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: どうぶつの森 ホヒンダ村だより—どうして私は—お知らせ発表 ( No.248 )
- 日時: 2011/04/16 10:57
- 名前: 麗 ◆AUKKRecP3g (ID: fFMoervE)
第25話[*+ 永遠 佐奈SIDE +*]
「うっ・・・」
さよりんが外へ出てから、
私はずっと机につっぷして泣いていた。
自分が憎い。
あの時よりも、何倍も———。
あんなことを言わなければ、
こんなことにはならなかったのかも———。
「どうしてだろう・・・」
一度、思ったことがある。
私が死んだら、すべて終わりになるかな。
楽になって、この世を終わりに出来る———。
だけど・・・
「嫌だよ・・・」
私が死んだら、さよりんはどうなるの?
何も知らずに、永遠に悲しむ。
その他の友達のことを考えると———。
『さーな!』
『佐奈、あそぼ!』
『ねぇ、佐奈?』
「私っ・・・」
どうしたらいいの?
このままじゃ何も出来ない———。
「だけど・・・」
さよりんは、ずっとクヨクヨ悩んでないと思う。
いや、悩んでないといいな———。
さよりんみたいな子にあったのは、初めてだから———。
私の希望をなくさないで欲しい・・・
バタン!
「あ・・・」
急いで咳払いするさよりんの目には、
涙がまだたまっていた。
「さよ・・・りん?」
「佐奈・・・。ごめん」
スッと手と足をつき、謝るさよりん。
そんなこと、しないで———。
「あたし・・・最低だよ。佐奈をほったらかして、
全部思うままに———。ホント、最低・・・っだよね」
悔しそうな顔をするさよりん。
その目から1つの涙が伝った。
こんなこと・・・。
「でも・・・佐奈は大好きだよ、ホントに・・・。」
泣いているはずなのに、私には
苦笑いに見えた。
泣いてるのに、不思議だね———。
「いくらあたしの嫌いなピーマン入れたって、
お気に入りの布団洗っちゃっても、大好きだからね!・・・はっ;」
オロオロと全身で焦りを表す、さよりん。
やっぱ、いつものさよりんだ。
「プッ、あははっ」
「佐奈・・・あたしのこと、嫌い?」
「・・・そんなわけ、ないでしょ?私も、あんなこと
言ってるけど大好きだからね!・・・私こそ、ごめんね?」
申し訳なさそうに笑った、わたしと
さよりん。
「いいの!これでごあいこってことで!」
「そうだね!」
笑いあう、私達。これ以上の幸せは、ない———。
それに、私はさよりんなら来てくれるって、
信じていた。
今、一番信頼できる人かもしれない———
「フン、ばっかじゃない?」
「え・・・」
いきなり後ろから声がして、
とっさに振り返った。
この目に見えたのは、
お姉ちゃんだった———。
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あー、マジやばい((何が