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Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第四章・暁の弟をスカウト!?』 ( No.107 )
日時: 2011/04/28 21:30
名前: まい (ID: L4IJORQ/)

『暁の弟をスカウト!?』
〜第一話〜「スカウトする選手は?」

大分に向かう前に暁達は取り合図インターネットで『雷のパワープレイヤー』について検索してみる。春奈が「わかりました!」と叫び一斉に全員が春奈を囲むように集まった。しかし画面には・・・

鬼「『一試合の得点率は100パーセント』?」
一「『雷の弓をもつストライカーでもある』?」

二つしかない文、しかも噂だった。これ以上はネットにはわからないようだ。暁は何かに気が付いたみたいで顔が真っ青になった。円堂はすぐに暁の反応に気が付いた。

円「どうした暁?」
塔「また気分でも悪いのか?」
暁「いや違うぞ気分は悪くない、その選手の名前はなんだ?」

この質問に春奈は「え〜と」と呟いて頭を抱えるようにうずくまった、どうやら画面に表示されている名前の漢字が読めないようだ。見かねた夏未が春奈をどけて名前の漢字を読み上げた。

夏「東條 颯音(とうじょう はやと)らしいわね」
暁「はぁ!?颯音?」

思わず大声で叫ぶ暁周りにいたメンバーは耳を反射的にふさぐ、そして全員が暁の様子を見た。すると、冷や汗をすごく掻いて、両手に拳を強くできていて、口がパクパクとしていた。こんなになんで焦っている暁はまず絶対見ない。「どうしたんだ?」と全員の頭に言葉が浮かぶ。しばらくすると暁は声を震わせながら夏未に問う

暁「ほ・・・本当に颯音?」
夏「そうだと思うわ」
円「暁は東條をしってるのか?」
暁「いやきっとちがう、あいつはサッカーしていなかったはずだ」

と独り言をぶつぶつと言う暁、メンバーは「こいつ大丈夫か?」と思わず聞きたくなるくらい暁の様子が変だった。瞳子監督はなりふり構わず運転手の古株さんに「大分の風鈴学園に行ってください」と指示をだす。それに気づいたメンバーは自分の席に座った。そして大分に出発した。


〜大分のどこか〜
その頃大分では・・・

?「今日は何年か前に兄貴と会った日だ!!なつかしいな〜」

となぜか電信柱の上に座っている少年がいた。少年は町を眺めながら独り言を大声で叫んでいた。ハッキリ言ってこの行動は近所迷惑で警察に通報されるレベルであろう。しかし町の人々は「またやっているのか」と言いたそうな顔で電信柱を通り過ぎる。少年は嬉しそうに目を輝かせていた。

?「よかった・・・兄貴は今はサッカーしてんだ。俺も頑張らないとな!『雷のパワープレイヤー』として!!」

そう言った少年はサルのように軽々電信柱を降りて、山に向かって走っていった。

そう・・・この少年の名前は『雷のパワープレイヤー』こと「東條 颯音」だ。一体この少年は暁となんのを関係だろうか?