二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】〜俺のサッカー〜『第六章・奇跡の新タッグ!』 ( No.259 )
- 日時: 2011/08/26 18:50
- 名前: まい (ID: qjApfV.l)
〜第20話〜「アイツが帰ってきた—————!!」 ※颯音目線※
デザームがポジションチェンジをして、試合の流れはイプシロン改が優勢になった。キャプテンが<正義の鉄拳>で止めようとしても、<グングニル>で破られて、MFとDF陣がフォローに入っていて、防戦一方だった。その時、ケイロンと言う奴が<フォトンフラッシュ>と言う技をだして、雷門は俺とキャプテン以外の全員が倒れた。何が起こったのか分からなかった。だって、一瞬で皆が倒れたから。
颯「なんだよ・・・・これ?」
デ「貴様はしばらく、仲間がやられるのを見物するんだな。」
そういったデザームはシュート体制になる。また、必殺技をやるのか。しかも、もうキャプテンをフォローする奴はいない!
デ「<グングニル>」
颯「きゃ、キャプテン!!」
円「<正義の鉄拳>!!」
キャプテンの必殺技はパワーアップしてデザームの技をはじいた。はじいたボールはコーナーのところまで転がっていく。
デ「技がパワーアップしただと!?・・・・だが、我々から点を取らない以上お前に勝ち目はない・・・・・」
?「それはどうかな?」
聞きなれた声がした。転がっていくボールを誰か足で止める。全員がその人物を見る。そこには、切れ長の目に、白に近い色をした稲妻型の眉毛に逆立った髪で、テレビで見たことがある人物・・・・・・豪炎寺先輩がいた。その隣にはさっき試合放棄したはずの人・・・・兄貴がいたんだ。ついでに父さんも・・・・。←軽く酷い
円「豪炎寺に暁!!」
豪「待たせたな・・・・」
円「豪炎寺・・・・お前はいつも遅いんだよ!」
キャプテンは溢れそうなうれし涙をこらえて、豪炎寺先輩に笑って答える。
親父「みんなー!豪炎寺君と直也が、帰ってきたぞ—————!!」
父さんの言葉で観客が一斉に歓喜の声をあげる。この時、俺は半泣きになった。うれしかったんだ。兄貴が帰ってきて・・・・。兄貴は俺に近寄って頭を撫でながら、こう言ってくれた。
暁「お前って本当に泣き虫だよな」
颯「余計なことだ!!!!」
暁「うるさいな、そう言う風にかみついてくるのが、ガキなんだよ」
颯「兄貴もガキだろ!!大体、兄貴が試合放棄したからピンチになったんだよ!!!」
鬼「おい、試合中で喧嘩をするな(汗」
親父「しかも、けんか腰になっているし(^_^;)」
父さんと鬼道先輩がけんか腰の俺を必死に止めた。なんだよ・・・・いきなり、試合放棄をして。帰ってきた一言目が「泣き虫」ってどういう神経をしているんだよ、しかも、挙句の果てには「ガキ」なんてひどすぎる。今すぐ、泣きたい気分だ。
瞳「試合放棄をするまでの用事は済んだかしら?父親であるあなたは知っていますよね?」
親父「はい、この試合に勝ったら、すべて話しますよ。」
瞳「分かりました・・・・・選手交代!目金君と浦辺さんに代わって10番、豪炎寺 修也と11番、暁 直也が入ります!」
観客は監督が出した交代の指示で歓声をあがる。豪炎寺先輩の迫力と存在感が観客を震わせているのか・・・・すごいな。感心する。
暁「あ、そうだ。颯音」
颯「まだ言いたいことがあるのか?」
暁「ちょっと見ない間に成長したな。さっき会った同じガキとは思えないぞ。」
颯「・・・・・・そ、そそそそそ、それはどうも/////」
びっくりした。兄貴が成長したなって、言うのがなんかピンとこないけど・・・・。褒められたのか?動揺して、『そ』を6回も言っちゃったよ。ずるいな兄貴、油断しているときに不意打ちをするなんて・・・・・って!これじゃあ俺が兄貴に惚れているみたいじゃないか!?なんか、顔が真っ赤だし!!!俺は乙女(おとめ)か!?※注意、この小説はBLじゃありません※
頭がパニックになっている中、兄貴はDF 豪炎寺先輩はFW で試合再開のホイッスルが鳴る。豪炎寺先輩にボールが渡る。先輩はデザーム以上のスピードを出すドリブルで相手をどんどん抜いた。あっという間に先輩はゴール前に来る。だが、前に3人がかりでブロックに入る。
暁「豪炎寺、バックだ!」
豪「あぁ!」
先輩は兄貴の指示でバックパスをした後、ゴール前に駆け上がる。パスを出したボールはコロコロと転がる。俺はボールをカットする。そこには先輩から外れたマークが俺に着く、
暁「颯音、ボールをあげろ!」
兄貴の言われた通り俺はボールを高く上げた。見上げるとそこには、豪炎寺先輩がいた。先輩は<ファイヤートルネード>を打った。
豪「<ファイヤートルネード>!!」
ゼ「<ワームホール>!・・・・・うわぁ!」
デザームとポジションを変えたゼルが<ワームホール>を繰り出したが、先輩の<ファイヤートルネード>の方が威力があって、ゴールに突き刺さった。
颯「これが、豪炎寺先輩なんだ。正真正銘の・・・・・雷門のエースストライカー」
円「豪炎寺!」
デ「ゼル、ポジションチェンジだ!」
ゼ「はい」
そう言ってデザームとゼルは胸のボタンを押して、ユニフォームを変える。デザームも本気ってことか・・・・なんというか面白そうだな。試合再開のホイッスルが鳴る。一之瀬先輩がボールをカットする。
暁「一之瀬!俺にパスだ!!」
一「あぁ!」
兄貴は一之瀬先輩のパスをカットして走り出す。だが、二人のマークがついてくる。兄貴はターンをしてかわす。前に何人いようが兄貴はパスを出さずにゴール前に行く。
デ「・・・・こい」
暁「<ブリザード・ショット>!!」
デ「<ドリルスマッシャー>!」
兄貴が打ったシュート技とデザームの技がぶつかり合う。あと少しシュートが決まると言うところでボールは上にはじかれた。そして、このこぼれ球を拾ったのは、豪炎寺先輩だった。
暁「お前の復活の炎を見せてやれ!!」
豪「<爆熱ストーム>!!」
デ「新技か!?くそ・・・・・・」
必殺技を出したばかりのデザームはしばらく技を出せない、つまり<ドリルスマッシャー>を出せないことだ。兄貴が仕掛けたのか・・・・さすがだな、兄貴は、かなわないや。そう思っているうちに先輩が打ったシュートはゴールに突き刺さった。そして、シュートが決まった瞬間に試合終了のホイッスルが鳴った。