ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

〜貴方のお悩み、解決します〜



１ページ







リ「初めまして、皆さん。私は・・・リコって言うの。
　　　


　　　　私は人間ではないわ。・・・なんて言ったらいいのか分からないけれど」



リ「皆さんは叶えたい望みってある？それを叶えるのが私の仕事。」




「まあ、次に来てくれるお客様を見てくれれば分かると思うわ。」




「さあ、一人目よ------------・・・」




　
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



『タルトレット　静寂の雨』






雨が静かに降る。



私は雨の中の散歩をしていた。



「待ってよアツヤ！」




「・・・・・・・・・・」



「どうして無視するの？話してよ！」




私の目の前を男の子が二人。双子かしら。



追いかけていた子が転ぶ。



もう一人の子はそれを無視し、早足で歩いていってしまう。



だから私は話しかけた。



リ「大丈夫？」



「え----------・・・？」



リ「・・・何か、お悩みのようね。私の店にいらっしゃい・・・」








リ「貴方・・・お名前は？」




「僕・・・吹雪士郎。」



リ「ここは願いの叶うチョコレート屋・・・貴方の願いは何かしら？」



「・・・あったけど・・・覚えてない」



リ「じゃあ、ゆっくりでいいから、貴方の事、話してみて・・・」




「・・・・・・・・僕ね・・・







　　　　　　　　ずっと一人だったんだ・・・」