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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【とんがりボウシ】クロス魔法学校だより—恋と魔法と戦いと— ( No.8 )
- 日時: 2011/04/01 12:21
- 名前: 來夢 ◆4ih38MZOIM (ID: nWdgpISF)
- 参照: http://x49.peps.jp/nina339?id ほむぺです*
*第3話* シルバークロスとブラッククロス
「これが封印に使うシルバークロスです。」
校長はありさの手に銀の月と金の星が付いたシルバーの十字架を手渡した。
「これは…………?」
ありさが不思議そうにそれを見ていると
「これはシルバークロス。対になってるブラッククロスは隣町のブラッククロス魔法学校の校長の手にあります。このシルバークロスは相当な魔力を使うので、くれぐれも注意して扱ってください。」
校長はありさに使うにあたっての注意事項と説明をした。
「分かりました………!」
ありさは小さく頷いた。
シュッ————————……
ありさの横を小さな物影が横切った。
「………?今何かが通ったような…、気のせいか」
それは金色の目をした黒猫だった。
建物の影にするっと入っていった。
影に居たのは————………綺麗な長い翡翠色の髪を持った少女だった。
「—————…そうか、それは良かった、こちらも手を練っているところだよ」
少女は不気味な笑みを浮かべた。
「お姉ちゃん、そろそろ……」
同じく翡翠色の髪をしたショートヘアの少年が立っていた。
「……………分かったよ。後で付いてきな……。」
少女は黒猫の名を呼び去っていった。
ありさの周りで不吉な歯車が、今、周り始めた————……
*続く*
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