二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: プロローグ ( No.2 )
日時: 2011/04/05 16:50
名前: 白黒 (ID: /LylQYeE)
参照: http:/pokemon bw

ポケットモンスター縮めてポケモン。
この世界には、たくさんのポケモンがいる。
面白いポケモン、格好良いポケモン、怖いポケモン、危ないポケモン、硬いポケモン、熱いポケモン、冷たいポケモン、不思議なポケモン、水に住むポケモン、空を飛ぶポケモン、森に住むポケモン、地面を駆けるポケモン、痺れるポケモン、岩陰に潜むポケモン、山に住むポケモン、強いポケモン、悪いポケモン
いろんなポケモンが、この世界にはいる。
そして人は、そんなポケモンと共存している。
人は、ポケモン同士を戦わせた。それは、人とポケモンとの絆を強める行為だった。
世界中の少年少女は、ポケモンをつれて旅に出ることを望んでいる。

「ふう、やっと読み終わった」
そう、このイッシュ地方、カノコタウンに住む少年、イリスも、ポケモントレーナーになり、旅に出ることを夢見ていた。
「四天王シキミさんの書いた『ポケモントレーナー哲学』ついに読み終わった」
現時刻8時59分。イリスは、今日ポケモントレーナーとなり旅立つ日で、幼馴染の二人と一緒に、この町に住むポケモン研究者、アララギ博士からポケモンをもらう日でもあった。
時計の針が9時ちょうどを指した瞬間、イリスの部屋のドアが開いた。
「やあ、イリス。ポケモンは届いたかい?」
部屋に入ってきたのは、眼鏡を掛けた少年、チェレンだ。
「うん、届いてるよ。それにしても、寸分違わぬ正確さだね、チェレン」
「もちろん、今日は待ちに待ったポケモンがもらえる日だからね。一秒も遅れることは出来ないよ」
「ははは……」
チェレンには早めに来るという選択肢は無いようだ。

〜10分後〜

「ベルは、また……?」
チェレンが苛々しているのが伝わる。もう一人の幼馴染がなかなか来ないからだ。
「お待たせー」
元気良く入って来たのは、幼馴染の一人、ベルだ。黄色の髪の毛に黄緑色帽子をかぶっている、マイペースな女の子だ。
「ベル、君がマイペースで今まで時間通りに待ち合わせをしたことがないのは10年も前から知っているけど、今日はアララギ博士からポケモンが貰える日なんだよ?せめて今日ぐらいは遅刻しないでほしかった。だいたいベルは……」
「チェレン、ストップ。もうその辺にしておこう。日が暮れても終わらないから」
イリスがチェレンにストップをかける。
「あはは、ごめんなさい」
ベルは全く反省していないようで、イリスもチェレンも、怒りを通り越して呆れるしかなかった。
「その箱にポケモンが入ってるんだよね?」
「うん、そうだよ」
「じゃあさ、早速あけようよ、あたし、早くポケモンと合いたいな」
「10分も遅刻してきてよく言うよ」
本当に呆れるばかりであった。
「イリスの家に届いたんだから、イリスから決めるんだよね?」
「もちろん。さあイリス、箱を開けてくれ。早くポケモンと合いたいんだ」
「うん、分かった」
そう答えてイリスは箱の包みを解いていった。
箱の中には三つのモンスターボールと一枚の手紙があった。手紙には、『この手紙と一緒に三匹のポケモンを送ります。君たち三人で仲良く選んでね。それではよろしく』と書かれていたが、イリスは無視した。
「それじゃあ僕は……このポケモンだ」
イリスはボールを一つ手に取り、二人と交代した。
「それじゃああたしはこのポケモン。チェレンはこの子ね」
ベルが勝手にチェレンのポケモンを決めてしまった。
「何で君が僕のポケモンを決めるのさ……まあ、最初からツタージャが欲しかったけど」
そうして、三人は念願のポケモンを手に入れた。
「それじゃあ、アララギ研究所に向かうよ」
「うん」
かくして、三人の少年少女の冒険が始まった。



あとがきです。長々としたプロローグですいません。今回は、旅立ちということにしました、当たり前ですが。僕としては、主人公に対してストップをかけるチェレンに対して逆にストップをかけたあたりを頑張りました(ませんでした)。