二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜 ( No.55 )
- 日時: 2011/05/02 20:33
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
二十八話「ここからの一歩」
東京へ戻ってきた円堂たち。
だが、空気は少し沈んでいる
「……。そら。大丈夫かな〜」
そらは、念のため病院へ、かがりが連れて行っている
みんなそらの過去が気になるのだ
『影山』との関係。
〜♪
秋のケータイが鳴った
「はい。木野です。…かがりさんっうん、うん、そう!!」
段々秋の声が明るくなる
「わかったわ。」
ケータイを切ってみんなの方を見る
「かがり、なんだって!?」
円堂が聞く
「…………。」
風丸が心配そうに秋を見る
「もう…大丈夫だって!」
…………………………………………………………。
「やっっっったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「ホッ」
みんな安心している
「…だが、こんなことがあったんだ。このまま俺たちについてきても大丈夫なのか?」
鬼道が言う
「…………………。」
静まった
「ヤダ。…………」
静かに…いや、子供がなにかを我慢しているかのような、駄々をこねるような声
「そらっ!!!」
「大丈夫なのか?」
声の主はそらだった
「私は…大丈夫だから。ヤメテ、私はまだ。ついていくっ」
「でもっ。そら」
「受け入れるから。全部受け入れるから、過去も全部。なにもかも」
そらは強く言った
「私はっ逃げたくない!!!過去からも、お母様からも、影山なんかからも、逃げたくない!」
そらは涙目になりかけている
「お願い。強くなるから…こんなこともう、起こさないからっ。しないから。」
涙が頬に流れる
「私はっ真実からっ…逃げたくない!!!!!!!」
そらは強く言い放った。
その言葉に強い意思と覚悟が感じられた
「ああ。これからも、よろしくな!そら」
円堂が言う
「…うん」
このそらの言葉を聞き、円堂たちも一つ決めた
そらが自分から言い出すまで、過去を聞かない。
そらはここから、始まるんだ。
〜そらの呟き〜
絶対、もう負けない。
あんな奴なんかに、もう…
誰に何を言われても。
私には居場所がある。ここがある
一人じゃないから…大丈夫だ
どんな、『真実』とも。
向き合えるぐらい、強くなりたい
誰かを笑顔にできるぐらい
何があっても。
強くなる!!!
「お母様。私の笑顔は、辛いと崩れる。だけど…」
いつか。辛くても笑えるぐらい、強くなりたい
「絶対に」
私を見てくれる。みんなのいるここで
「絶対に」