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＊ハロウィン前日の短い話＊



「ハロウィンひゃっふぅーいっ！！」

「何がそんなに嬉しいだか・・・」
ため息交じりに言うと、
もう、クロムは冷たいなぁ。だってさ。

え、別にそんなつもり全然ないけど？

「だってさ、お菓子とか、お菓子とか、お菓子とか、いろいろあるじゃん。もらえるじゃん！！」

「へぇーへぇーそーですねぇ、真情は菓子目当てか」
「もちろん！！ハロウィンと言えば仮装して、お菓子もらうことでしょ！！」


まぁ、そうだけど、ね。


「なになに、クロムあんまり乗り気じゃないね。昨日なんかあったの？」

そりゃもう、

「いろいろあったよ。疲れるくらい」

うん、そこまでいろいろじゃないけど。


「いや、それより明日のほうが疲れるかも」
考え直してみれば。
「あー、そっか。明日ハロウィンだもんね、クロムあれでしょ、生徒会で忙しいんでしょ」
「いえーす」



えーと、遅れましたが、ここはいつもの旧校舎音楽室。
そしてぐだぐだ雑談中。


「あ、そういえば」
と真情が口を開いた。




「クロムってさぁ、ハロウィンの仮装、どうすんの？」

ハロウィンといえば、仮装とお菓子。
『お菓子をもらうためには仮装は絶対欠かせないんだぞ！！』って、アルフレッドが言っていたのを思い出す。


「・・・・・・・・。仮装服、まだ用意してない」
「え。え！？やばいよそれ！！明日だよハロウィン！！」