二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ヘタリア】S e a r c h_....オリキャラ募集中 ( No.54 )
- 日時: 2011/08/10 22:43
- 名前: レディグレイ (ID: zwo7k1wR)
*音楽室と、*
「ぬーーーーーーー・・・・・」
日誌を歩き読みしながら、旧校舎へ向かう途中のこと。
やっぱり全然いい情報が得られなく、溜息を吐いたりしていたところ、
「あっ、クロムじゃねーか!!何やってんだ?こんなとこで。もしかしてサボりか?」
ケセセセ、とそいつは笑って私の前に現れた←
ってかサボりじゃねーよ、お前と一緒にすんな。
ちゃんと見回りしてるし。
「なんだ、ギルか。」
「なんだってなんだよ!ん?その手に持ってるものなんだ?」
「あー。うん。気にしないで。あと、今ちょっと俺の頭の中が取り込み中だから、」
「どっか行っててくれってか?俺様でよかったら相談にのってやるぜ!クロムなんかさっきから溜息ついてばっかだしな!」
ケセセセセ、と笑った。
え、いや、相談・・・にのってくれるのは嬉しいんだけど、ね。・・・うん。
「あ、えっと、ごめん。気持ちは嬉しいんだけ————」
と言いかけた。が、
「ん!!なんかあっちの方から音が聞こえるぜ!!」
と言って音が聞こえる方、音楽室に走っていった。
・・・って、人な話聞けぇぇええ!!
「なんだよあいつ、自分から話しかけてきたくせに」
ボソッと愚痴を漏らす。
刹那。
ギル曰く音が。———美しいヴァイオリンの旋律が、聞こえてきた。
ふと目と鼻の先の音楽室に目をやると、ちょうどギルが音楽室に突入しているところだった。
えー。そこは廊下で黙って聞いてよーよ。
って思ったけど、私も音楽室に入った。私音楽室とか大好きだもん。
「うわぁ」
ヴァイオリンを弾いている人物を見たとき、おもわず声が出てしまった。
すごい。
一言で、すごい。
先輩、だろうか。少なくとも1年ではない女子生徒。
「————あ」
音が止んだ。
「き、来てたの?ギル、とそれから・・・」
「あ。初めまして。俺はクロム・トルマリンっていいます」
「そう、クロム君っていうの。私は3年のスプリング・グリーン。よろしくね」
と言ってにっこり微笑んだ。
そっと隣に目をやってみると、ギルさんの頬が少し赤くなってた。
おおww
「先輩、ヴァイオリンお上手ですね」
「そ、そんなことないよー。あ、敬語じゃなくていいよ?ほらほら、そんな固くならずに、ね?」
笑顔。
「は、はい。・・あ、じゃなくて、うん」
それに対して私は、ぎこちなく微笑んだ。
そういえば。
とギルが口を挟んだ。
「今日はあいつらと一緒にいないんだな、」
「・・あいつら?」
あいつらって誰??
「あ、うん。部活とかで忙しいって言ってたけど、もうすぐ来ると思う」
私の頭の中はクエスチョンマークでいっぱいになった。その間に二人の会話が進んでくからもうわけわからんよ。あとなんか忘れてるような・・・。
そういえば。
と、スプリングさんが話題を変えた。
「クロム君、その手に持ってるの何??」
あ。忘れてること思いだした。
「あ、これは日誌、的なもので・・・・」
「へぇ。なんかずいぶん古いね」
「はは、結構前のなんで。あ、俺生徒会の仕事あるからもういくわ。じゃ」
と、半分嘘を言って音楽室を後にし、旧校舎へ向かった。
そのあと音楽室がどうなったかは知らん。
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・・・毎回ですが、かなり中途半端なとこでおわりますね・・・
・・・・。
ま、それは置いといて、スプリングちゃんはこんな感じでよかったのでしょうか・・?