二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】真選組女中ですけど。【江戸は台風模様】 ( No.269 )
日時: 2011/09/17 16:01
名前: いちか ◆iK/S6sZnHA (ID: H4NN94uP)

「え、遊園地ッ?」

屯所に戻ってきた沖田さんから漏らされた言葉に、私は目を輝かせた。


66)遊ぶ園地なんだから好きにはしゃげばいいんだよ。


「うっひゃァァァい遊園地! 皆さん何乗りま」
「うるせェ! 少しは落ち着け」

土方さんの一声で、MAXまできていたテンションが段々落ちていく。


——なんでも、今日は松平のとっつぁんの娘…栗子さんがデートなそうで。
…え? それを見守る? そんな味気無い理由で遊園地来たんじゃない。
栗子さんの彼氏を抹殺するという目的で、らしい。
私は普通に遊ぶつもりで来たんだけどね。騙された。

そして今は、草葉の影からついさっき合流した栗子さんとチャラ男を凝視していた。

「てかここ遊園地だよ? 公共の場だよ? 何やらかそうとしてんですか」
「鈴ちゃん、ここは名の通り遊ぶ所だ。おじさん達は危険な遊びをするだけなんだよ」
「危険すぎるだろうが!」

なんだこの親バカは。

とっつぁんも近藤さんも沖田さんも、皆グラサンかけてライフル構えて。殺る気満々ですよ。
別に私は釣り合わないと思っただけで、殺そうなど警察沙汰になりそうなことはしない。(あ、自分その警察といるんだ)


…なんて思っているうちに、グラサン3人は園内へと疾走していて。


「ホントに殺るんですかねあの人たち」
「さぁな。こりゃ面倒なことになりそうだぜ」

軽く溜め息をついた土方さんは、面倒くさそうに歩き出す。




( 抹殺だか何だか知らないけど、遊園地来たからには楽しむしかないっしょ? )