二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 参照2000突破!! ( No.192 )
- 日時: 2012/07/16 18:30
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
第53話 「本当の理由…?」
朱「だいたいいきなり人を屋上から放り投げる人なんてそうそういないよ!」
沙「ここにいるが?」
過ぎたことを…
これだから最近の若者が。(あんたもだよ)
吹「えぇっと…;お取り込み中いいかな?」
少し申し訳なさそうな顔をしながら会話に入る天然系男子、吹雪士郎君。
朱「わぁ!久しぶり〜♪」
テンションが最高潮に達した朱音を殺したいと思ったのは1度や2度ではない。
吹「一体今までどこに?」
二人で顔を見合わせる。
沙「まずあの樹海から抜けるために歩いたな。中々のサバイバルだったぞ。」
朱「その後に財前総理に会ったから車に乗せてもらって…」
沙「さっきまでそこの木の陰に隠れて試合を観戦していた。」
ナイスコンビネーション。
これでも昔は殴り合いの喧嘩を毎日していた。
豪「鬼道、俺はどこから突っ込んだらいい?」
鬼「気にしたら負けだ。」
おーいそこ。失礼だと思わないのかね?
円「俺からもいいか?」
いつもの円堂君らしくない歯切れの悪さ。
彼ならデリカシーのない事でもその場のノリで聞けそうなのだが…
円「あの…【スパイ】ていうの、嘘だろ。」
率直に言われた事。
ここら辺は変わっていない。
朱「!何で…」
沙「計算済みだが?」
だいたい円堂があの事実(嘘だけど)をスパッと言われて今まで仲間と思ってた人間を疑うとは思えないわけだし?ちょうどジェネシスとかに会うならそいつらに聞けばそりゃ嘘だとばれるわww
沙「あぁ嘘さ。だいたい私たちはあんな【ラファ】とか【ソル】とかネーミングセンスのない名前を語る程痛くない。」
朱音はどうかしらんが。
円「じゃあなんで本当の理由を教えてくれなかったんだよ。」
うーんどう説明しようか。
といか本当のことを言って信じるわけないよな。
【ここはアニメの中で私達は現実世界から来ましたー!】なんてこと…
その前に…自分達の行動とか苦労が全て人に決められたことだと知ったらどれだけ悲しい顔をするだろうか。
かといってエイリアがらみを言っても無理があるしなぁ…
仕方ないここは…
沙「あの日の前日に少々吐血をしてな。病院で見てもらった方がいいと判断したんだ。」
朱「(あんたが吐血するなんて想像できないよ)」
風「大丈夫なのか!?」
あ、すいません、嘘です。とは言えないなww
沙「まぁ少し消化器が損傷していただけだから薬をもらってお終いだ。」
なんか心配かけているようで罪悪感が…;
円「ならそうと言えばいいのに…」
朱「沙羅は意地っ張りだから皆に心配かけたくなかったんだよね?」
ゲシ
沙「黙れ。」
さっきの仕返しか。
一「じゃあとりあえず…」
「「「おかえり!!」」」
朱/沙「ただいま。」