二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ONE PIECE〜天竜少女の物語〜(1周年企画、始動!!! ( No.159 )
日時: 2012/05/12 18:19
名前: 勇騎那 (ID: AzSkpKat)

お名前「勇騎那」読み方「ゆきな」
登場人物「ゴドリック、カノン、その他」Σその他って何じゃあ!!

船のヘリに立った男は、カノンを見下ろして言った。

「かわい子ちゃん見っけ」
「なんかすごい人いた!!」
「お互いの感想それだけかい!!!」

華麗な(?)ウソップのツッコミが入った。

「お前たち、名前は?」
「待てー。まずは君の名前を名乗りたまえ—」

ウソップがビビッて—海面を歩いていて、その上ここまで剛速球で空を飛んできたのだから仕方ないが—棒読みになりながらも懸命に声を振り絞った。

「あぁ、それが礼儀だな。おれはフィオレータ・ゴドリック。改めて聞こう。お前たちの名前は?」
「ドラニール・カノン!!カノンって呼んで!!」
「おれは勇敢なる海の戦士ウソップだ!!」
「よろしく」

ゴドリックはふわりと効果音が付きそうなくらい柔和に笑った。
そして、トンッ、と甲板に降りた。
男性のモデルが完全に顔負けなレベルで画になる

「ところでよ、カノンは滅龍魔導師か?」
「そうだけど、よくわかったね」
「なんとなくそんな気がしたんだ。龍がいないところを見ると、はぐれちまったみたいだな」
「うん…」

カノンは少しうつむいた。

「あ、悪い。そんな顔をさせるつもりじゃなかった。その龍、おれ見たかもしれない」
「「え!?」」

ウソップとカノンはその言葉をうまく飲み込めなかった。
そんな2人にゴドリックは話を続ける。

「それってどういうことだ!?」
「グランディーネが近くにいるの!?」
「その可能性は高い。この近海に、リーゼ・ジオンっていう世界政府絶対禁制の島がある」
「世界政府絶対禁制……?」
「そうだ。そこは龍たちの安息地として役を担っている。もしかしたらお前の龍もいるかもしれない」