二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜【世界で輝く星】 ( No.156 )
- 日時: 2011/12/18 09:14
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
十二話「パーフェクトゾーンプレス」
「(円堂が出ていない今は…鬼道がどうにかしている。だけど…円堂ナシで勝てる相手じゃない)」
「(早く気付いて…監督の言葉の意味を。それを気付けば、勝てる可能性が上がる)」
「やるんだね。完全なる戦術を」
ファイヤードラゴンはパスを続け攻め込む
南雲にボールが渡り緑川が奪いに行くが
「少しはやるようになったじゃねぇかレーゼ。だが、ここまでだ!」
「どういう意味だ!バーン!!」
「スノーエンジェル」
吹雪がボールを奪う
チェンスウは笑う
「(…!!笑った?)」
「(笑った?何故だ)」
「…始まる。“竜”が…(戦術、どの程度のモノなのか…?)」
ボールを持っていた綱海が囲まれ
外側に吹雪が囲まれている
「包囲されちゃって…どうする?」
観客席の方で観ていた舞衣香が言う
「アレって地面にボール付けなかったらいいんじゃない?」
つららが言う
「そうですね。地面につけているから…。なら、パスのみで繋げば…」
菜乃香が続く
「パーフェクトゾーンプレス」
綱海がボールを奪われた
そして、ボールはDFに渡る
「…マズイわね。プレッシャーで正確な動きが出来るか」
冷静な声
「かがり?」
「…ゆうり、用意して。けが人がでるわ」
かがりがゆうりに言う
「え?あ、はい!」
だが、ボールを奪おうと二人が行動すると同時にパーフェクトゾーンプレスが解かれる
「うわっ!!」
「ぐっ!!!」
二人はぶつかり倒れる
「恐れていた事よ。仲間同士でクラッシュだなんて!!」
かがりが言う
「悲劇です。ですが、その悲劇も彼等自身が巻き起こした事」
チェンスウが言う
「徹底的なプレッシャーと恐怖によって精神を支配する。そうなるともう正常な判断はできません」
二人にアイシングをしていると
「虎丸、木暮。交代だ」
「え?交代ですか?」
「僕達まだできます!…っ」
吹雪が無理に立とうとする
「ダメです!無理に動かないでください!!」
ゆうりが止める
緑川がボールを持ち込む
ボールは土方に渡り、飛鷹が
「俺が繋ぐ!!」
と後を走るが
「パーフェクトゾーンプレス!」
二人は囲まれる
そして、ボールは奪われ涼野の元へ
「流れるようなフォーメーションチェンジ…やるわね」
そらが言う
そして、ボールは南雲へ
「アトミックフレア!!!」
「ムゲン・ザ・ハンド!!!うわぁぁぁ!」
南雲のシュートは入り得点は同点となる
「そろそろ、気づく頃かしら?」
かがりが言う
「そうねぇ。多分ね…鬼道君なら」
そらも続く
「必殺技どころじゃないぞ」
「ああ…!!!必殺技どころじゃ…?(パーフェクトゾーンプレスがあるから必殺技の練習は意味がない)」
『必殺技の練習はいらない』
「(そういう事か。あの練習こそに逆転の秘策があったんだ)」
「そろそろ、練習の成果を見せてくれないか」
監督が言う
「みんな、泥のフィールドを思い出せ!」
虎丸がドリブルで持ち込む
鬼道にパスが渡る
「パーフェクトゾーンプレス」
「次の犠牲は貴方です」
「ここは泥のフィールドだ」
「何?」
「奪えるものなら奪ってみろ!!」
鬼道はボールを高く蹴り上げる
「!俺がとる!!」
南雲が取りに行くときはもう遅くそこに風丸がいた
みんな、地面にはボールをつけず空中でパス繰り返している
「気づくの遅くない?」
舞衣香が言う
「舞衣香ちゃんも同じですよ」
菜乃香が言う
「気づけたなら、大丈夫!」
つららが言う
ボールはヒロトに渡る
「流星ブレード!!!」
「大爆発張り手!!」
シュートは止められる
「一進一退の攻防…」
虎丸と豪炎寺にボールが渡る
「豪炎寺さん!秘密兵器の出番ですよ!」
「ああ…?!」
豪炎寺の視界に入ったのは父親の姿
「タイガー」
「ストーム!!」
だが、ボールは大きく反れる
「タイミング…ズレましたね」
「ああ…」
その時にはもう、豪炎寺の父親の姿はなかった
そして、土方も負傷
「栗松、交代だ」
「パーフェクトゾーンプレスを封じても…個々の能力が高い…」
そらが言うとかがりが
「えぇ。そればかりに頼って勝てる試合なんて、多くないもの。だけど…この状況は…」
「危ないです…皆」
続いてゆうりが不安気な顔でフィールドを見る
「進化しているのは、君たちだけじゃない」
アフロディはそう言うと高く上がり
「ゴッドブレイク!!」
「ムゲン・ザ・ハンド!!くっ、あぁぁぁあ!!!」
決められてしまう
「ゴッドノウズの遥か上をいっているぞ!」
「逆転された」
そして、そこで前半終了
「後半も楽しもうじゃないか」
「世界大会にいくのは俺たちだぜ」
涼野と南雲が言う
「奴ら、余裕か」
「後半はさらにメンバーを変える」
監督は言う
「緑川、鬼道。お前達は下がれ」
「!そんな!!」
緑川が反論する
「緑川、無理をしすぎたな。足にきているぞ。自分がよくわかっているはずだ」
「…はい」
「鬼道はその膝だ。下手に庇うようなプレイをしては悪化させるだけだ」
「不動、お前が出ろ」
監督の言葉がイナズマジャパン全員を凍りつかせた