二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜【世界で輝く星】 ( No.207 )
- 日時: 2012/04/16 20:37
- 名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)
二十一話「パーティ」
パーティ会場
そこに響くは、似つかわない声
「こら、木暮君!!」
「ウシッシ」
それを遠目にみるかがりは
「すみません。あの子達この様な場所、初めてなので」
申し訳なさそうに頭を下げる
「いえいえ」
エドガーはそれを受け流す
「(…こいつ、いちいち頭に来るなぁ)」
「そうですか。貴女方のマネジメントのおかげでイナズマジャパンはアジア予選で優勝できたのかもしれませんね」
エドガーが言う
「でも私、何もしてませんから」
冬花がうつむきながら言う
「私達ができることは小さな事。ここまでこれたのは、彼等の力です」
かがりはメンバーを見てから穏やかな目をして言う
「そんなことありませんよ。女性の応援がどれだけ戦士たちの力になることか」
そう言いエドガーがかがむ
「特に、貴女方のような美しい女性のはね」
「は、はぁ」
冬花が困惑する
「…」
かがりは苦笑いしながら会釈する
「(なんで此奴、あたし達の処ばっかりいるのよ!)」
そんなかがりの助け舟となったのは
「すみません!遅れました!!」
1つの声
その方向を見ると
円堂と秋、そらがいた
「守君、秋さん、そらさん」
そう言い円堂たちに近づくかがり、冬花とエドガー
「こちら、ナイツオブクイーンのキャプテンでFWのエドガーバルチナスさん」
かがりが言う
「(かがり、無理してる。後で大変かも)」
「「遅れてすみません」」
そらと秋が頭を下げる
「いえ。構わないですよ。花は遅く咲くほど美しい」
「「は、はぁ」」
そらと秋は困惑する
「それで、こっちがイナズマジャパンのキャプテンの」
冬花が言うと後に続き円堂が
「円堂守。ポジションはGKだ」
円堂が出す手をエドガーは無視する
「(感じ悪い)」
さっそく演技を忘れかけるそら
「取りあえず、服を着替えてきてはどうかな」
円堂が服を着替えてくると
エドガーが笑う
「いや、失礼。あまりにも似合ってもので」
エドガーは言うと
「ではかがりさん冬花さん行きましょう。あちらにデザートがあります」
「あ、あの」
冬花は行こうとしない
「…待ってください」
かがりは動かずそう言う
別の方向から声が響く
「今のはうちのキャプテンに失礼ではありませんか?」
その方向にはそらがいた
「失礼?誤解されては困るな。私は褒めたのですよ」
エドガーが笑いながら言う
「褒めた?」
「ええ。だから『似合ってる』と」
「お前なぁ!」
「やめろ。綱海」
綱海を円堂が止める
「円堂…」
「キャプテンを馬鹿にされて黙ってられないでやんす」
「それは、グランドでぶつければいい。俺たちはサッカーをしに此処に来たんだから」
「なら、今見せてもらいましょうか?」
エドガーが不適に笑う
「(…あたしがやりたい。怒ってるのはあいつ等だけじゃないんだから)」
「(かがり、抑えて。私達は手を出したらダメ)」