二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン〜心に灯る星〜【世界で輝く星】 ( No.214 )
日時: 2012/04/16 20:39
名前: 夜桜 (ID: KY1ouKtv)

 二十三話「英国の騎士」

「今日が本当の勝負。見てなさい、イギリス!」
少女は昇ろうとしている太陽に向かって言う
「日本の力、見せないとね」
一緒にいた紫の少女が言う
「えぇ!」


スターティングメンバーが発表された
「…佐久間も染岡もまだか」
呟く様な小さな声でかがりが言う
「でも…逆光をしる者は強い。頼りにはしてるんだから」

スタジアムに着くと
「…流石はイギリス。ナイツオブクイーンの応援ばっか」
嫌味の様にかがりが言う
「はぁ…嫌味を聞いてるみたい」
そらが便乗する

イナズマジャパンメンバーがその雰囲気に圧倒されていると
「円堂君。キャプテンマークよ」
秋が言う
「あ、あぁ。サンキュー」
円堂が雰囲気に圧倒されたままに受け取ると
秋は朗らかに笑う
「どうってことないのよ」
「え?」
「これ全部。自分たちへの応援だと思えばいいの」
円堂をしっかりと見て笑って言う

「守君。頑張ってね」
冬花が言う
「おう!」

「皆、リラックスだ。いつも通りにやればいいんだ!世界に見せてやろうぜ、俺たちの力を!」

「全部、自分たちへの応援…か。秋ちゃんナイス♪」
そらが笑って言う
「皆なら、できる。きっと」

「でも…嫌な感じですね」
エドガーを見てゆうりが言う
「あぁ。余裕綽々ってところだな」
佐久間が答える
「フッ。奴らにとって勝って当たり前の相手だからな。日本は」
皮肉の様に不動が言う
「勝負は最後まで分からないものよ」
強い声が秋が言う


試合開始のホイッスルが鳴る
イナズマジャパンは電光石火の勢いで攻め上がる、がボールを奪われてしまう

円堂がノーマルシュートを決める
それを見たエドガーはあざ笑う様に
「これが日本のサッカーか。中々頑張ってるじゃないか」

「何よ。その言い方、上から目線」

虎丸が攻め上がるが
「ストーンプリズン!」
「うわぁぁ!」
虎丸はボールを奪われた

そして、ナイツオブクイーンの猛攻
「受けてみよ。聖なる騎士の剣を。エクスカリバー!」

「壁山!」
壁山が前に出る
「ザ・マウンテン!…うわぁキャプテン頼むっす」
壁山は吹き飛ばされる
「おう!いかりのてっつい!!」
エドガーのシュートは壁山、円堂の攻防で止められる

エドガーが驚いた様に顔を歪める

イナズマジャパンの反撃

「行け!完全無欠のナイトたちよ!!」

「(ん?可笑しい。どうして今通したの?)」
攻め込むイナズマジャパンを前半は何もせずに通す

「風神の舞!」
風丸が1人抜くがその先にもう1人、それを避けるとその先にもう1人

「これぞ私たちの必殺タクティクス。アブソリュートナイツ」

「これが…ん〜対策考えた方がいいか」
かがりが呟く

そして、ナイツオブクイーンの反撃
エドガーがノーマルシュートを放つ
それは円堂が止める
「負けられるか。俺たちは世界一を目指してここまで来たんだ!」
エドガーの顔がしかめる
「世界一?」
「あぁ!そのために激しいアジア予選を勝ち抜いて来たんだ!!」
「無理だ」
エドガーは険しい顔をする
「なんだと!!」

「君たちは世界一の意味を本当に分かっているのかっ?!」
エドガーが力強く問う
「な、何」

「円堂、君の言う世界一とは自分たちだけおものなのか」
「なっ?!」
「世界で戦う代表チームは自分たちの数えきれないほどの夢を託されている。それを裏切ることはできない」
エドガーは続ける
「その夢を背負って戦うのが代表選手の使命だ」
「代表としての、使命」

「私たちはナイツオブクイーンに選ばれた誇りをもって戦っている」

ただ目の前の高みだけを目指している君たちに負けるわけにはいかない!」

「(エドガーの言う通り。貴方達は選ばれなかった者の思いを背負って今此処に立ってるのだから)」

ナイツオブクイーンがボールを支配

そして、ボールはエドガーに渡る
「これが、聖なる騎士の真の姿だ!エクスリカバー!!」

「えぇ?!!超ロングシュート?!」
そらが騒ぐ
「…まさかっ?!」
かがりが言う

「(これだけの距離だ。威力は落ちるはず!止めてやる!!)」
ヒロトが走る
「ダメよ!ヒロト!!そのシュートはっ!!」
かがりが叫ぶのと同時にヒロトの前をエクスカリバーは通過する
「ザ・マウンテン!うわぁぁぁぁぁあ!!」
「いかりのてっつい!うわぁぁ!!」
円堂までも吹き飛ばされ、シュートがボールに突き刺さる

「決まった…?」
そらが愕然として言う
「エクスカリバーは、距離が離れれば離れるほど威力のます技。まさかとは思ったけど」
かがりが言う

「私達は母国に誓った。絶対に勝利をつかみ取るとね」

「監督。アブリュートナイツの欠点、教えないでいいんですか?」
かがりが言う
「…鬼道!」
鬼道がことらに駆け寄る
「アブソリュートナイツには欠点があるわ」
「それが見抜けないお前ではなかろう」

鬼道は何かに気づきフィールドに戻る
そして、風丸と栗松に言う
「…はいでやんす!!!」

3人が1列に並んで攻め込む
敵が来たら後ろへパスをし交わす。それを繰り替えす
そして、栗松が抜く
豪炎寺にパス
「いくぞ!爆熱スクリュー!」
「そうはさせない!!」
エドガーがゴール前まで戻ってきて豪炎寺がシュートを打つ前にボールを奪ってしまった

「打つ気ね。あの場所から」

「エクスカリバー!!!!」