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「キラッ！？」

銀時は驚いた様に立ち上がり、水色のリスーーキラに目を向けた。かなりのスピードで転がって来たのか所々に砂や泥が付いている。
キラは一度、今の時間が夕方だと確認すると餅を食ってる神楽を一蹴りしてから、銀時の前で叫んだ。

「坂田！夜空が黒服の集団に囲まれてるんだ、僕だけを逃がして今黒服集団と戦ってる！」

その言葉に銀時は驚きの表情に満ちあふれ、急いで万事屋を出て行った。新八と神楽に「其所にいろ！」と告げて。それを焦りつつも見つめる新八と餅を気長に食べる神楽。
そして、神楽は呟いた。

「いちいち“伝説”とか気にすんなよ、目つきの悪いだけの狐が」


第三訓ーEND