二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 新・天使と悪魔の双子姫 ( No.116 )
日時: 2011/12/16 17:29
名前: 姫佳 (ID: vCVXFNgF)
参照: 今日は個人懇談で昼まで!!よっしゃあ!!

ラティアが観客席に戻ると、ティアラが誰かと嬉しそうに話していた。

ティアラ「あっ!ラティア!おかえり!」

ラティア「ただいま。…なんでヒデとルカまでいるの?」

ティアラ「さっき会ったんだ!一緒に開会式見ようと思って!いいよね?」

ラティア「いいわよ。ヒデ、ルカ。久しぶりね。」

ラティアはそう言いながら席に座る。

ヒデ「ああ、久しぶりだな。」

ルカ「フィディオには会ったのか?」

ラティア「えぇ、さっきね。」

ティアラ(フィディオと仲直り出来たんだ…。よかった♪)

そして、開会式が始まった。予選を勝ちぬいた強豪10チームが次々と入場してくる。

ティアラ「ねぇ、どこが優勝すると思う?」

ルカ「ティアラはどう思うんだ?」

ティアラ「う〜ん…、どのチームも仲良いから決められない!」

ヒデ「ティアラらしいな。ラティアは?」

ラティア「そうね…、イナズマジャパンかリトルギガントかしら。」

ティアラ「あっ、オルフェウス除けられた。フィディオ、かわいそー。彼氏なのにー。」

ティアラ姫…、棒読みしちゃ駄目ですよ…^^;

ヒデ「理由は?」

ラティア「どちらも実力が未知数だから。」

ルカ「どういうことだい?」

ラティア「他のチームはある程度の実力は分かっている。でも、イナズマジャパンとリトルギガントは全く分からないから。」

ティアラ「ラティアでも分かんないことあるんだね〜。」

ラティア「当たり前じゃない。」

ヒデ「それじゃあ行ってくる。」

ルカ「いいのか?最後まで見ていかなくて。」

ヒデ「ああ。」

ティアラ「あっ、旅にいくんだね。いってらー^^」

ラティア「貴方も相変わらずね。」

ヒデ「ラティアとティアラもな。」

ルカ「じゃあラティア、ティアラ。人殺ししちゃ駄目だよ?」

ラティア「…ルカ、そういうのを余計なお世話って言うのよ。」

ティアラ「そんなことしないもーん。んじゃ、またね〜♪」

ヒデとルカと別れた直後、イナズマジャパンが入場してきた。

ティアラ「円堂守…、って誰かが褒めてたような…。」

スカイ「一哉でしょ?」

ティアラ「そうそう!あの円堂守って人ね、一哉が褒めてたんだよ!」

ラティア「へぇ…。」

そんな話をしていると、ユニコーンが入場してきた。

ティアラ「あっ!ユニコーンだ!」

ラティア「…一哉とイナズマジャパンのGK、仲良いみたいよ。」

ティアラ「ふぇ?」

ラティア「ほら。」

ティアラ「あっ、本当だ。なんかサイン出しあってる。」

その時、ラティアの携帯が鳴り響いた。ラティアとティアラは顔を見合わせ、通路へと向かった。


〜通路〜

ラティア「…もしもし?」

?『覚悟は宜しいですか?今なら逃げても宜しいんですよ?』

ティアラ「冗談も程々にしなよ。逃げるわけないじゃん。」

?『分かりました。では、今一度ルールをご説明いたします。期間はFFFI開催からFFI終了後、または私達のチーム全員かお2人が死亡した時点で終了となります。また、死んでも責任は負いませんのでご了承下さい。』

ラティア「…分かってるわ。」

?『いつ、どこで仕掛けてもかまいません。銃、刀…、なんでも好きな物をお使い下さい。お2人が生き残れば、ご要望の商品を差し上げます。』

ラティア「…約束よ。」

?『分かっております。では…。』

実況「FFI世界大会!ここに開幕致します!」

?『死の試合、開幕です。』

そう言って電話は切れた。その瞬間、ラティアの瞳は黒に近い藍色に、ティアラの瞳は黒に近いえんじ色へと変化した。

ラティア「…?」

ビアン「ラティア?どうしたの?」

ラティア「…なんでもないわ。」

ラティアは一瞬、体に違和感を感じた。


〜???〜

?1「いよいよですな…。」

?2「ああ。この開会式は私の計画の始まりの儀式でもあるのだよ。ヘンクタッカー君。」

不敵な笑みを浮かべた男は、一冊の本を取りだした。

?2「『ダークルギアとダークホウオウが現れた時、この世界は消滅するだろう』…この2体の力、必ず手に入れてやる…。」

男の怪しい声は、闇の中へと消えていった。


世界一をかけた戦い、命を懸けた戦い、そして…、ラティアの体の中でも戦いが始まっていた。




今、3つの戦いの火蓋が切って落とされた———




やっとここまできた…。いよいよ死の試合、開幕です!