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第1話:人造エネミー
「それが最善策じゃないことを、きっと君も知ってる」
唄：ブルー


「想いの消えた毎日を　繰り返していたって
意味なんてないわ」と　素晴らしいこと言って
貴方もそう、　「非現実を愛してます」
なんてここでは言うけど　そっちでは何も言えないのにね

顔も見えない人と繋がってる　ここに感じてる
それはきっと　相思相愛ではないけど
そうして今日もまた　一日が終わるんだけど
貴方は生きてたようなフリをして　して　そして眠る

ああつまらないわと　目を背けてみても
閉じることは出来ないくせに
ねぇ、そんなことを認めもしないくせに
今日もまたおかしい顔で　画面の奥のあたしを見てるわ

それが最善策じゃないことを　絶対貴方は知ってる
明るく暗い毎日に　溺れてるのは苦しいわね
嘘じゃない現実が何なのか　解らないなら一緒に
人が造りだした世界で　生きるのはどうかしら？


貴方を否定するような場所なんて　いる意味が無いわよ
もう全てNOにして　あたしだけを見てね！

「ああ素晴らしいな」と
手を叩いていても　全部嘘で外はゴミだらけ
ねえ、苦しいほどそっちに埋もれた貴方が
何で今あれにむける冷たい顔で　あたしを見てるのよ？

それが最善策じゃないことを　絶対貴方も知ってる
その先にあるのはきっと　底無しの孤独感
光の射してる毎日を　繰り返してた部屋は
崩れ始めているあたしの　ノイズが響いてる
「こんなの全然解んないわ」　叫んだあたしに貴方は
「喋るだけのソフトはもう飽きた」　と言った