二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂 “真選組ファンクラブ” オリキャラ募集中! 三話更新 ( No.48 )
日時: 2012/01/12 20:21
名前: ジェクロ ◆GK3CvBUrBw (ID: tpknTIYj)




 短編





     山崎退の観察日記“マイス・エメラルカ”





 はい、どうもこんにちは、山崎です。
 本編で出てないからもう出てこないと思った人、悪魔で俺も真選組だからね!
 ……さて、本題に入ろうか。

 前々から気になっていた“真選組ファンクラブ”の件。実は俺は独自に調査をしていたんだ。
 それで、俺は“真選組ファンクラブ”の管理人、「マイス・エメラルカ」と言う女の写真を手に入れたんだ。
 名前を見て色々と疑ったが、とりあえずその人を探してみたら——。

 只今、副長をストーカーしていた。

 なぜ副長も気づかないのかが気になる。あんな堂々としたストーカーは局長以外初めて見るほど。
 とりあえず、副長の身に何かが起こらないようにするため、ストーカーを偵察することにした。
 ……あ、言っておくけど、俺はストーカーしてないからね!



 今日は珍しく副長は休みで、いつもとは違う普段着だ。
 副長はよく行く団子屋のイスに座り、みたらし団子を二つたのむ。
 そして、そのむかいがわの電柱に、マイス・エメラルカが副長をじーっと見ていた。

 何で気づかないんだろう、すごいバレバレなんだけど。

 マイス・エメラルカは通行人の通る道に人が通らなくなると、携帯を使い、写真を連射する。
 団子屋に付く前から副長の写真を大量に撮り、今では余裕に百枚を超えているだろう。

 すると、マイス・エメラルカは団子屋のほうへ駆け寄り、そして副長の隣に座った。
 そして、写真を連射する。

 ってちょっと待てェェエエ!! 副長なんで気づかないの!?
 真横でなんか写真撮られてるのに何でそんな暢気に団子にマヨネーズかけれるの!?

 マイス・エメラルカは副長のマヨ団子を食べる。
 しかも、そのマヨ団子を食べて、吐こうともしない。
 むしろ嬉しそうに食べている。


「あれ、おい親父、団子一つねぇぞ」
「本当じゃないか、スマンねぇ土方さん」


 副長、その団子、今貴方の隣でストーカーが食べていますよ。

 そう言いたいが、言えない。
 偵察は敵にも、そして仲間にもばれずに実行するのが俺、山崎退。
 本当は言いたくて堪らない。だって隣にいるんだもの!

 すると、マイス・エメラルカは突然立ち上がり、メールか何かをした後、近くの漫画・PC喫茶へと入っていく。
 これ以上いったら、怪しまれるので、俺は脚を止めた。



 半日だけ“真選組ファンクラブ”の管理人「マイス・エメラルカ」を偵察した結果、分かったこと。

 あの人は、とてもマヨネーズが好きで、副長と気が合いそうでした。

 山崎 退