二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: トリップ小説 〜リングとともに〜 REBORN!! ( No.2 )
日時: 2012/01/23 19:53
名前: 有栖 (ID: cHwZ8QFd)

プロローグ〜始まり〜


「今日もまたパソコンか? たまには勉強すれば?」
ボクのお父さんがそういってくる。
勉強かぁ。最近そればっかだな。…そうか、来年受験生だからかな?
「大丈夫だよ。まだ試験まで時間はたっぷりある。勉強詰めの時代に入る前に今をたっぷり遊ばせてよ。」
「受験生になっても勉強しないだろ?」
少し笑みを浮かべた。確かにその通りだった。
「まぁね。だって成績だってよくも悪くもないし。きっとどこかしら入れてくれるよ。」
そういうとお父さんは黙ってしまった。まぁ、当たり前っちゃ当たり前だし。
大体、将来の夢なんて今の所まったくもって考えていない。たまに何のために自分は生きてるんだろうとか思うくらいだ。
はぁ、なんか非現実的な事、起きないかなぁ。
なんでもいいんだ。冬の季節なのに異常気象で夏の様な温度になったりさ。
この地球の近くにブラックホールが現れて吸い込まれる、だとか。
とにかく今、このなんでもないような人生にはっきりいってあきあきしてるんだよ。
「星羅、これ、後ろの家に届けてもらえないか?」
そういって渡されたのは回覧板。まぁ、今は夕方だし、別にいいかな。
「あ、うん。」
お父さんから回覧板を受け取り後ろの家…すぐ後ろにたっている家へ回覧板を届けに行くことにした。
玄関のドアをあけて外にでる。そのまま裏へ行こうとしたらふと、落ちているような感覚におちいった。
いや、これは感覚ではない。いま、まさに落ちている…
それにしても深くないか?これ。どこまで続くんだ。落とし穴の限度を超えてるよ?
…………たしかに非現実的なことないかなって願った。願ったけど…
「ボクはこんな現実を望んだわけじゃない!!!!」
これじゃあまるで不思議の国のアリスじゃないか!!
いや、まってアリスはウサギをおいかけて穴に落ちたんだっけ?
じゃあ、ボクはあれか。回覧板を届けようとして歩いてたら急に落ちた…
どっちにしろ、誰か助けて…







「ああぁぁぁぁぁアアアアあぁああああああああ!!!!!!!」







叫んでみたがとくに何も変化はなくボクは落ちて行った。
これが全ての始まりでボクの物語の1ページ目でもある。