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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【国誇るる】ワンピース男主夢小説 ( No.10 )
- 日時: 2012/02/26 02:10
- 名前: 九流 (ID: vysrM5Zy)
Side genryu
懐かしい夢をみた
幼い自分が必死にあの人の背中を追いかけている
追いかけても
追いかけても
届かないし縮まらない距離
いつの間にか必死に走っていた自分は
現在(いま)の姿に変わり
あの人の……先生の背中を追いかけていた
あぁ……
この距離が貴方と
俺の技量の差
貴方に追い付きたいとする
俺はなんとも無力で滑稽だろうか
先生……
俺は……私は……
ただ貴方の隣に並びたいだけなんです
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『せ……先生……
うっ……』
小さな光と酷い痛みに現実に戻され
朦朧とした意識の中
そっと薄目を開いた
『……うっ』
まだ眩しいのか目をすぼまして慣れてきた頃。
状況判断に頭を巡らせる
『ここは……俺は……いったい』
誰もいない部屋に寝かされ
まだ痛む体に構わず起こした
『刀……』
手当された体をみて手を動かしながら自分の刀に手を伸ばすと服装を整え重い足取りで部屋の扉を開いた
そこは思いもよらない場所で
『ここは……海の上だったのか
』
どういう状況でこうなったのかは知らないが
助けてくれた恩はある
だが長居する訳にもいかないだろう
調度、今は夜も更けているし逃げ出すならば
このチャンスして他にはない
何か小舟はないか……
痛む体に鞭をうちながら看板にでた
この時、まだ回復しきれてなく何時も敏感な気配に気がつけなかった
鋭く尖った刃物のような視線に
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