二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第二話【国誇るる】出会い編 ( No.16 )
日時: 2012/03/06 18:32
名前: 九流 (ID: uRjlitq/)




『??狸が…動いてる』


チ「俺は狸じゃないトナカイだ!」


急に話がそれたことと雰囲気が変わったことに安心したのかゾロも
刀をおろす


『いてててっ』

チ「あっあんまり動くと…はっ!血が!医者医者!」

ウ「医者はお前だろう」

チョッパーの可愛らしい姿に敵意を削がれたのかさっきまでの威圧感はない

ル「お前すごいな!一瞬消えたぞ」

ウ「だからお前は空気よめ!」



コントが繰り広げてる中地面に膝をついていた源流が


『そこの黒髪の御嬢さん…』
声をかける


ロ「私?」

見た感じ自分よりも年下に見られる彼に御嬢さんなんてよばれたので
驚きながら答えると


『その扇は大事な人からの贈り物なんよ…返して貰えると嬉しいんだが…だめかい?…』
ロ「え…えぇ…私こそごめんなさい大事なものだってしらなくって…」

同様しながらも慌てて彼に渡す
『それにこの簪も形見なんよ』
ナ「!!ごっごめんなさい…私」

扇を受け取りながら

『いやっ…俺も驚かせたから
あぁ…ありがてぇこれは無事で…それとそこの緑…刀返してくれんか?』


ゾ「これは返せねぇな…」

座り込んでる源流をみながらゾロが刀を渡そうとしない


『…』

ウ「ゾロ!」

ゾ「昨日も急に襲い掛かってきた奴だ…そうそう武器を渡したら何をしでかすかわかったもんじゃねぇ」

サ「気にくわねぇがゾロの言うとおりだ…さっきも俺らのこと海賊愚弟なんていってやがったし…信用ならねぇ」


ウ「サンジまで!」


『そうだな…それが的確な判断だ…

けど…助けてもらった恩義はあるが先を急ぐ身…
何もしねぇしなにもとるつもりもねぇ…だから刀を返してくれねぇかい?』


ゾ「本当に何もとるつもりはないなんて嘘だな…子舟をとるつもりでいただろう」


ゾロの言葉にふっと笑う


ゾ「なにが可笑しい」


『そりゃぁこっちの台詞じゃ
小舟の見返りはなんでい』

ゾ「話が分かるやつは嬉しい……」

『そりゃどうも』


話がみえないウソップ達に趣旨を理解したらしいロビン


ロ「剣士さん…」

ウ「??」

ゾ「この刀…いい技もんだな…」

ウ「!!ゾロ!!」



ゾロが刀を持ち鞘を抜くと刃を見てニヤッと笑う

ゾロの趣旨が要約、理解できたルフィ以外のメンバー


ゾ「金もなんもいらねぇ…だがこの刀だけはおいてってもらおう」


ナ「ちょっと!ゾロ!お金がいらないってどういうことよ!それは貰っておきましょう」

ウ「おい!」