二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.217 )
- 日時: 2012/07/22 00:01
- 名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)
第六十話 -ご協力-
悠「・・・う・・・ぐううう!!あああああああああああああああっ!!」
沙「悠・・・どうしちゃったの!?」
ル「落ち着きな沙羅。取りあえず水くんできて」
さっき、悠が倒れ込んだかと思うと、頭を抱えて苦しみ始めた。ノアは悠の中にはもうない。だとしたら・・・この苦しみようはなんだ?
ル「ゆ—」
目の前が真っ暗になった。孤独で・・・何も見えなくて。何もぶつからなくて・・・。
コワイ
ル「いやだ・・・」
何も見えないはずなのに。何かが近づいてくる気がする。ただ必死で前後左右わからないまま走っている。
ココハドコ?
いつの間にか光が見え、その方向へと走った。光の中にいたのは、ひざを抱えて泣いている少女。
ル「大丈夫?」
肩に手をあてたその時。少女は顔を上げてこっちを見た。
ル「!!!!!!」
??「アナダノビダリメ・・・ヂョウダイ」
ル「やめて・・・くるなっ!!!」
少女の左眼がなかった。黒くて・・・気持ち悪い。少女は繰り返す「あなたの左眼・・・頂戴」と。
直に左眼が大きくなり、彼女自体が黒くなった。
ル「っ・・・」
ルカは足の力が出ずに、その場にへたり込んだ。声も・・・出ない。
??「らもちいみらみちのちもちてらのらすらとにかいんちすな」
暗号のようなものを少女が呟くと、ルカの肩を押して扉の方へと導いた。
扉が閉じる寸前。彼女の左眼以外が本当の姿へと戻った。
ル「ユウ・・・?」
バタンッ
眼が覚めると、沙羅と悠が覗き込んでいた。
悠「起きた?」
沙「すごい苦しそうだったよ。どうしたの?」
ル「・・・ユウをみた。悠じゃなくて・・・肬の」
悠・沙「!?」
あの姿は間違えなく肬だった。悠に似ていたけど、悠じゃない。肬だ。
ル「左眼を頂戴って・・・ずっと。それで最後、言ったんだ。確か・・・らもちいみらみちのちもちてらのらすらとにかいんちすなって」
悠「・・・・・・なんだそれ」
沙「らもちのち・・・」
ル「らもちいみらみちのちもちてらのらすらとにかいんちすな。暗号みたいな感じかな」
とはいえこんなの聞いたことはない。もしかしたら・・・解読できるのかもしれない。
ル「力を借りよう。私より頭のいい人たちに」
沙「ルカより・・・?」
悠「ハハン・・・みんなか」
ル「そ。いわゆる小説カキコにいる皆さんに」
沙「小説カキコ・・・?」
ル「暗号はキーボードーを使って解く事が出来ます。暗号が解読出来しだい、作者までどうぞっ!」
悠「なんでキーボード使うって知ってんだよ」