二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ハリポタ息子 アルバス・ポッターと真実の鏡 ( No.127 )
日時: 2012/11/06 16:44
名前: 蒼聖 (ID: ULeWPiDO)

第四章 クィディッチ



「アールーくーん」
「・・・」
「アルバス君、ねえ」
「・・・・・・」
「おーいっ」
「・・・・・・・・・・」

つかつかと先を突き歩く少年、アルバスは
セイン・レルヴェン(相当邪魔である)に付きまとわれていた。
アルバスはずっとスルーする一向、
セインはというとずっとやかましく声をかけてくるのだった。

その二人の後ろで、ウィーズリー双子は顔を見合わせていた。
「あの子、なんなのかしら・・・?」
レイアーがぼそりと呟く。
「さぁ。でもアルバスあれは疲れるだろーな」
ライクははは、と軽く笑った。

「おーい、レイアー!」
「あら、カトレア?」
声が掛かったと思い振り向けばカトレアが居た。

「何の話してんの?」
「いや、あのね」と口ごもるレイアーを他所(よそ)に、ライクが言った。

「あいつ。レルヴェンとか言うらしいんだけど」
ライクがアルバスに声をかけるセインを指差す。

その彼の姿を見て、カトレアは呟いた。
「セイン・レルヴェン?スリザリンの?」
「え、そうなんだ?」
疑問に疑問で返すライク。さすがである。

「あたし、あいつよく寮で見るけど。
・・・ってあれ、何故にグリフィンドールのローブ(紋章)?」
「彼って、スリザリン寮生なの?
この前私たちの寮に来たんだけど・・・・」

「え?ま、あいつ変わってるしなぁ。あのレバヴェスの親友だって言うし」
本当『変わり者』なのだろうか。

ライクとカトレアが何かを話している間、
レイアーはアルバスたちのほうを眺めていた。