二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- フランと嫌われ者【REBORN!】(スレ建て直し)
- 日時: 2010/04/05 08:37
- 名前: vanta ◆pRcD8ykd8Y (ID: 2.GeU6Nm)
どうも!!何話進んだか分からないvantaです(←
だけどめげない!!
多分17話ぐらい言ったと思うから18話から進めたいと思います。
。・+*お客様*+・。(只今1人)
秋空様
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- Re: フランと嫌われ者【REBORN!】(スレ建て直し) ( No.3 )
- 日時: 2010/04/05 08:39
- 名前: vanta ◆pRcD8ykd8Y (ID: 2.GeU6Nm)
NO.19「条件」
雅が自室でゲームをしているとノックが聞こえた。無言でいると勝手にドアが開いた。
入ってきたのは沢田だった。
雅がゲームをしていると気づくと申し訳なさそうな様子を見せた。
「何?僕は入っていいなんて言ってないし、僕に構っている時間があるなら修行しなよ」
と即座に思ったことを言った雅。
沢田を首を横に振った。何か伝えに来たようだが緊張しているようだ。
そして何も話せない沢田の肩にリボーンが現れた。
雅はゲームを中断し呆れたように2人を見る。
そんな呆れた視線を浴びながらリボーンは雅に向かって話し出した。
「お前の正体を明かしてほしい」
「リ、リボーン!!そんな直球に・・・」
ビクビクしながら沢田は雅に視線を向ける。雅は欠伸をし「それで?」と聞いた。
そんなにも怒ってはいないが早くゲームを始めたくて少しイライラしている。
「お前はボンゴレファミリーだ、だからファミリーの人間に真実を明かしてもいいはずだ」
雅はリボーンを見るなり考え出した。正体を明かしてもいいが無条件じゃ嫌だ。
条件がなければこっちが損して相手が得するだけ。そんなのは雅は許せなかった。
「明かしてもいいけど条件がある」
「なんだ」
沢田はきっと『自分の部屋にはもう誰にも入れるな』などの条件だと思った。
だが予想とは遥かに違い、それはファミリーの危機と言えるかもしれない条件だった。
「君達が元の時代に戻ったと同時にボンゴレファミリーを辞めれる」
- Re: フランと嫌われ者【REBORN!】(スレ建て直し) ( No.4 )
- 日時: 2010/04/05 08:36
- 名前: vanta ◆pRcD8ykd8Y (ID: 2.GeU6Nm)
>>秋空様!
コメさんくすです!!
返信遅れてすみませんでした!!
最悪な再開ですからね、でもこんな再開は私も嫌です^^;
スクアーロの態度の理由は後に分かりますよ^^
- Re: フランと嫌われ者【REBORN!】(スレ建て直し) ( No.5 )
- 日時: 2010/04/05 10:15
- 名前: vanta ◆pRcD8ykd8Y (ID: 2.GeU6Nm)
NO.20「決断」
「ボンゴレを辞めるって・・・」
「正直言って僕には居心地が悪いからね」
雅は悪口を吐き捨てるかのように言う。
それはそうかもしれない。虐待されて自分ばっかり不利になっているのだから。
事情も知らない奴に殴られたり、自分は何もしていないのに虐待されたりしている。
だから辞めたくなるのも不思議じゃない。
「・・・・コレはツナが決めることだ」
「えぇっ!?俺!?」
「ボンゴレはお前のファミリーだ」
リボーンは沢田にそう言うと雅に向かって喋り出した。
話ではなく質問だ、どうして辞めたいのかどうしてそんなにも一緒にいるのを拒むのか。
「ディーノから話聞いてるでしょ?いじめられてるから」
「俺が聞きたいのはそんなんじゃねぇ、なんでお前が虐待されているのかが知りてぇんだ」
その言葉を聞いた瞬間、雅は殺気のある目でリボーンを睨んだ。
沢田は雅の目が怖かった。コレほどまで殺気のある目を初めて見た。
「なんで言わなくちゃいけないの?まだ正体を明かすとも決まってないのに」
雅の冷静な言葉。それは確かにそうだ。“まだ”正体を明かすなんて一言も言っていない。
だが、正体を明かすのに過去は必要なのだろうか?過去と正体は別物だ。
「で、どうする?僕の条件」
「・・・・・」
沢田は考え込む。雅の実力は知らない。本当は弱いのかもしれない。
でも、強かろうが弱かろうが雅は仲間だ。そう仲間。
仲間だから本当のことを知りたい。
しかし知った直後でいなくなるのは悲しい。
だが知ったほうがまだこの時代にいる時に何かいい事があるかもしれない。
そして決断した沢田の口から出た言葉。
「・・・・いいよ」
- Re: フランと嫌われ者【REBORN!】(スレ建て直し) ( No.6 )
- 日時: 2010/06/19 18:43
- 名前: vanta ◆pRcD8ykd8Y (ID: 2.GeU6Nm)
NO.21 「正体」
「沢田殿、お話とはなんですか?」
バジルが沢田に問う。今、基地にいる者が台所に全員集められた。
「雅君が俺たちに正体を明かしてくれるよ」
「本当ですか!十代目!」
「でも・・・・」
沢田が言葉を止めた。するとリボーンが話を続けた。
雅は皆のほうに目を向けず他の方角を眺める。
「ボンゴレを辞めるだとぉ!?」
了平が声を上げる。他の者はなんとも思わないようだ。京子とハルを除いて。
雅は声を上げた了平を睨みつける。その睨みに意味はない。
「まっそういうことだ、雅話せ」
「・・・分かったよ」
その声は少年の声に近いようだが少女の声のほうが近い声だった。
そしてその声は雅の方向から聞こえた。
前の声はもっと低く、獄寺と沢田の中間あたりの声だった。
「まず、僕は男じゃなくて女ね」
そう言って黒髪を引っ張る。黒髪の下には赤紫の髪が眠っていた。
「!!」
そしてカラーコンタクトを外し、沢田達に顔を向ける。
その容姿は赤紫の髪と瞳をし、片目を隠した少女だった。
「僕は男装してたから、リボーンは気づいてたかもしれないけど」
また雅は口を開く。それは完全に大人の世界。
「僕は2ヶ月前に夫を亡くした」
「え・・・?」
沢田達は耳を疑った。
自分達と差ほど年齢が変わらない少女が夫を亡くしたと言ったからだ。
「結婚してたって事か?」
「じゃなかったら『夫』っていう言葉使わないでしょ」
雅は獄寺の発言にいちいち、口を出す。
それでイライラしてる獄寺を無視し話を続ける。
沢田達は驚きが隠せない。
「匣兵器の雲クロクマはその夫の姿になれるように僕が改造した」
「どういう意味!?」
- Re: フランと嫌われ者【REBORN!】(スレ建て直し) ( No.7 )
- 日時: 2010/06/20 20:27
- 名前: vanta ◆pRcD8ykd8Y (ID: 2.GeU6Nm)
NO.22 「愛」
「どういう意味ってそのまんまの意味だよ」
全く理解できない沢田達のために雅はため息をつく。
しょうがないからと説明を始める。
「僕は唯一愛した夫を忘れることができず、匣兵器を改造して夫の姿を拝んでいる」
他人事のように自分のことを語る。雅は自分でも分かっているのだ。
だからこそこういう風に説明できる。
「夫を愛するあまり、匣兵器を改造・・・か」
「なんでそこまで・・・」
沢田が雅に問う。
「唯一、僕を愛してくれた人だからだよ」
雅が返答。その瞳はとてつもなく切なかった。
絶望というより悲しみが瞳をおいつくしていた。
雅はリボーンのほうを向いて口を開く。
「もう全部話したからいいでしょ」
そう言って雅は自室に戻った。そしてディーノが口を開く。
「雅の夫はスクアーロとベルフェゴールに殺されたんだ」
衝撃の言葉。仲間の夫を殺した。
雅はこの事実は知っている。その現場を目撃したらしい。
そのときの雅は今よりも酷かったと言う。
「今雅が愛してるのは死んだ夫だけ、だから多分ツナや俺はただの知り合い程度だ」
つまりは夫以外は愛せないし愛そうとしない、という事だ。
そしてたとえ昔一緒に暮らしていた者だとしても他人という感覚しかない。
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