二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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キミとの絆空—REBORN—
日時: 2010/05/24 16:22
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

クリック有難うございます!


えー・・・最近じめじめしてナメクジになった気分の蒼炎です。

塩かけちゃえって方はUターン御願いします!←どういうことだよ

今回はツナと主人公の話を書きたいと思います。
主人公完全に引きこもり。

で、ツナはというと・・・本編で書きます←何も考えて無いんじゃないんだからね!





・目次
主人公紹介
第零話
第一話 空席
第二話 涙
第三話
第四話
第五話

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Re: キミとの絆空—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/05/24 15:46
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

主人公設定


・六条 空
いわゆる引きこもりの少女。
ある事が原因で学校に行けず住まい。
ツナとは・・・今までは無関係だった。
容姿:綺麗な金髪に橙色の眼。に、長髪なので後ろで髪を結んでいる。
初代似。
武器:特に無し(現在は)
属性:不明
能力:大空

Re: キミとの絆空—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/05/24 15:51
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第零話


「・・・ツナ、どうしたんだ?」

放課後。
俺はある空席を見つけてたたずんだままで居た。
「あのさ・・・ここの席って・・・」
「あぁ、六条の席だよ。アイツ不登校で一度も学校に来て無いんだ」
「・・・」
俺は、その席を見つめたまま、立っていた。
「・・・ツナ?」
「何でもないよ、先に帰ってて、山本」
「・・・あぁ」
山本は不思議そうに顔をゆがめてから去って行った。
夕焼けが綺麗に教室を染め上げる。

彼女の席に手を置きながら、俺はしばらく教室に居た。


—さわだつなよしくん?—

—沢田綱吉。せめて漢字で言え馬鹿—

—馬鹿じゃないもん!—

—馬鹿だよ—

—うぐっ—


懐かしい思い出。

閉じてしまった関係。
俺は、教室を静かに後にした。

Re: キミとの絆空—REBORN— ( No.3 )
日時: 2010/05/24 16:01
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第一話 空席


「おはよう、ツナ君!」

俺は京子ちゃんを華麗にスルーして空の空席に近づいた。
「・・・」
「ツナ君?」

俺はその席を見つめた後、教室を出た。



屋上に来て、俺は静かに空を見上げる。

手を天に伸ばしたって、あいつは戻って来ない。
ここで、アイツは自殺しようとした。
理由はわからない。

只——あいつは泣いていた。

辛そうに、複雑そうに。

「・・・」
あんな顔、始めてみた。
俺は、溜息を吐いた。
「オイツナ」
「・・・んだよリボーン」
こんな切ない時に現れるな。
「六条って奴が・・・心配なら家に行けばいいじゃないか」
「・・・それもそうだけど、アイツとは一年間会って無いんだよ」
「・・・お前と六条って奴はどんな関係なんだ?」
「・・・ただの親友だよ」

そんな訳無いのに。

俺は自分の心に嘘を付いた。

「男らしく無いぞ、ツナ」
「・・・五月蝿い」
俺は空を見上げ、憂鬱そうに溜息を二回吐いた。


だけど・・・行ってみるか・・・。

Re: キミとの絆空—REBORN— ( No.4 )
日時: 2010/05/24 16:22
名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)

第二話 涙


—きっと、もう戻れない。

—あの日には。



「・・・ここか・・・」

アイツの家はマンションだ。
俺はゆっくりとインターホンを鳴らす。
・・・返事は返ってこない。
「・・・六条」
また、返事は返ってこない。
ドアノブを握る。
「・・・あいてる・・・」
そのまま扉を開く。
玄関は、すっきりと掃除されている。
靴を玄関において中に入る。
「・・・二階か・・・」
俺は静かに二階に上る。

そして、《六条空》と書かれたプレートの部屋のドアノブを捻った。

「・・・空、久しぶりだな」

「・・・」

虚ろな眼で、ベッドに座っている空。

悲しげな表情で俺は空の肩を握った。
震える空。
「・・・空」
「・・・ヤダ・・・こないでよ・・・」
カタカタと震える空。

一年前。

何があったのかは、知らない。
だけど、俺は空を守りたい。

「空、大丈夫だ、俺だ」
「・・・綱吉・・・」
「そうだ、」
次第に振るえが収まっていった。
「・・・綱吉・・・」
「何だ?」


「もう、私に関わるな」


「!」
鋭い音声。
鋭い眼。
全てが尖っていた。

「・・・何で」

「御願いだ、もう、私に関わるな」

そう言って、静かに涙を流した。
「・・・空、俺は、」


お前を諦めない。

絶対に。


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