二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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澄み切った覚悟—REBORN—
日時: 2010/06/08 16:32
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

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この小説では主人公はあるマフィアのボス。

更に、ツナは在る事件をきっかけに、誰にも心を開かず引きこもりの毎日。

更に守護者達は既に決まったボンゴレの仮の女ボスを信じ、ツナの事を記憶から消すようになってしまっています。
微嫌われ・ギャグ・シリアス・甘・切・・・。
頑張っていきます!





・目次
第零話
第一話 夜空の守護者
第二話
第三話
第四話

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Re: 澄み切った覚悟—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/06/08 16:17
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第零話


人間なんて、本当に信じるに劣る存在だよね。

そうかな?信じなければ相手も信じないと思うよ、俺は。

そんな考えはもうあのときから消した。

そうかな・・・まだ、信じてるんじゃないの?

・・・何時も悟りきった事を言うよね。

ハハハ、まぁ、俺も何となく勘で判るんだよ。

フゥン・・・。

まぁ、勘で判るってのもあんまりいいものじゃないんだけどさ。

何で?
だって、勘で全てがわかるなんてさ。
・・・ん?

・・・人の死の事も、判るって事でも在るんだよ。





悲しげに、彼女はそういった。

もう一人の俺は、綺麗な夜空のように笑った。

彼女は俺の唯一無比の最後の守護者。

何時も彼女と話しているときが楽しくて。
嬉しくて。

時がたつのを忘れるくらい・・・夜空が好きなんだ。

Re: 澄み切った覚悟—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/06/08 16:32
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第一話 夜空の守護者


「ツナー遊びに来たよー」
「おはよう」

そう言ってツナは自室の扉を躊躇無く開ける。

躊躇無く開けれるのは彼女が最後の守護者であって、守るべき存在だからだ。

最後の俺の、守護者で、
守るべき存在。

「ホラ、お菓子持って来たよ」
「糖尿病になっちゃうよ・・・」

俺は呆れながら言う。
最近彼女の持ってくるものは全て甘いお菓子。

甘い物が好き、と言う所も本当に俺ソックリだ。

「まぁまぁ、俺もお前も好きだろ?」
「まぁね・・・」
俺も飴を口に含む。
甘いレモンの味が口に広がる。
「最近、どう?学校」

「あー・・・、まぁ、何ていうか相変わらずあの新人ボスにべったりだよ」

「・・・そう」
「まぁ、俺はツナのほうがボスに相応しいと思うけどな」
「・・・有難う、刹那」
俺は、苦しい笑顔を向ける。
彼女はフワッと笑って、俺の頭を撫でる。

何時俺は壊れても可笑しくない状態。

何時刹那を殺しても可笑しくない状態。

なのに彼女は何時までも俺の側を離れず、居てくれる。
ソレが何よりも——嬉しかった。
「ツナ?」
「あ、何でもないよ」
俺はわれに帰ってせつなの顔を見る。
俺とソックリの顔立ち。

だけど、その眼には、俺は忘れてしまった強い覚悟がともっていた。

夜空のようなオレンジの瞳を刹那は窓ガラスへ向けた。

「ツナ、俺、やっぱりツナがボスになって欲しいなー・・・」

「それは、もう、適わない事だよ・・・」

俺は、苦笑いで刹那の顔を見た。

だけど刹那は真剣な表情で、何でもないかのように言う。

「ツナがボスじゃないと俺、ボンゴレぶっ潰せるなー・・・」

「え・・・」

刹那は立ち上がって、スーパーの袋を持って出て行った。


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