二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- イナズマイレブン キオクサガシ
- 日時: 2011/02/09 17:23
- 名前: 狂音 ◆BSxpeLzwWc (ID: fRqJ.hcc)
- 参照: http://韓国LOVEw
どうも。初めましてな方もこんにちはな方も
狂音です
今回は多分新しい系でいきたいと思います
まぁ。テーマがテーマですので早く終わる可能性もありますがw
今回の主人公は南雲
そして、いつもの注意事項いきます
*荒らしとか撲滅すればいい
*中傷? 帰ってね☆
*更新遅いお☆
*チェンメとかしてんじゃないわヨっ!
*私が嫌い? Uターン!
以上です
- Re: イナズマイレブン キオクサガシ ( No.21 )
- 日時: 2011/02/15 18:40
- 名前: 狂音 ◆BSxpeLzwWc (ID: /8RPd6Ii)
- 参照: http://韓国LOVEw
俺は、彼女が居る学校へもう一度尋ねた
学校と言っても、既に形はないのだが
せめてもの償いだ。俺はそのボロボロになった校舎を見て、心を自分で切り裂こう
そして、彼女のことを思い出しながら心を----
「あら? 今日も来たのですね」
「!?」
突然だった、この声を忘れるわけがない
「この前の……」
「こんにちは。もう此処に来ても意味などありませんよ。何もなくなってしまいましたから。随分と口惜しいですがね」
そう言って彼女は寂しそうな顔をした
彼女に言いたくない。後者を破壊したのは俺だと
嫌われたくないんだ
「お前は此処の生徒なのか? え〜っと」
「北條院 優です。優でいいですよ」
俺が名前が分からないのを察して彼女は自分から名乗ってきてくれた
「そういえば、俺も名前を言ってなかったな。南雲晴矢だ」
「じゃあ、晴矢って呼びますね」
そう言って彼女は笑った。優しい、名前の通りだ
その瞬間、俺の身体に異変が起きた
「ぐうっ………!?」
頭が痛い
何か、何か目蓋の裏に何かが
『晴矢だけは----』
何故、この言葉が頭に浮かんでくるっ!?
「ふっ……」
そして、彼女はまるで全てを見透かしていたように俺を見ていた
- Re: イナズマイレブン キオクサガシ ( No.22 )
- 日時: 2011/02/16 17:58
- 名前: 狂音 ◆BSxpeLzwWc (ID: /8RPd6Ii)
- 参照: http://韓国LOVEw
全ては晴矢の中の私を取り戻す為なのです
全て、策略のうちに入っているのです
晴矢が倒れたことも。私は嬉しく思います
晴矢が苦しむことも、私は嬉しく思います
だって、それは私が私である為の証なのだから
全ては晴矢次第なのです
私の愛しい愛しい----
☆
『晴矢はおりこうさんだね』
『えへへっ。お姉ちゃんの為だからなっ!』
『有難う。私の愛しい愛しい----』
ガシャンッ!
何かが割れる音で俺は目を覚ました
何が割れたのかは分からないけど
「あっ。起きましたね」
俺が気がつくと、大木の影に横たわっていた
「ん?」
「まったく、吃驚しましたよ。急に倒れてしまうのだから」
彼女……じゃなくて、優はそう言って笑った
やべっ。彼女って言っちゃう
って、そういや。もうエイリアに戻らなきゃだな
「いや、心配してくれて有難う。俺は用事があるから、じゃあな」
俺はそう言って立ち去った
- Re: イナズマイレブン キオクサガシ ( No.23 )
- 日時: 2011/02/18 17:24
- 名前: 狂音 ◆BSxpeLzwWc (ID: /8RPd6Ii)
- 参照: http://韓国LOVEw
「何処へ行ってたの? バーン」
俺がエイリアに戻ると、椅子に座ったグランが問いかけてきた
俺は、自分の椅子に座ると「なんでもない」と返した
「……そういえば、バーンは昨日、破壊したそうだな。私も負けていられない」
そうだ。現在はジェネシス称号争奪戦の真っ只中、人に情けなどかけてはいられない
けど、俺は思ったことをなんでも出来るような器用な人間ではないんだ
「………破壊したさ」
少し、間をあけてしまった
「そっ、そう」
グランは不思議に思いながらも納得したようだ。いや、この文はおかしいか
「………」
涼野は俺を見ていた。その瞳は何かを見透かすような
「俺、ちょっと練習してくるな」
いつもは言わないで行くのに、何故か言ってしまった
何故なんだ? 解決しただろう
彼女は死んでも、怪我さえもしてないじゃないか
なのに、何故……
何故、こんなにも心が晴れないのだろうか?
- Re: イナズマイレブン キオクサガシ ( No.24 )
- 日時: 2011/02/19 10:39
- 名前: 狂音 ◆BSxpeLzwWc (ID: /8RPd6Ii)
- 参照: http://韓国LOVEw
「……晴矢は、変わらないね」
一人呟く少女。切り株に座って、うっすらと笑いながら
「まだ、あの子は私に気付かない」
「……悲しいことだな」
「ええ」
少女----優の前には一人の少年がプロミネンス襲来の時に破壊されなかった気に寄りかかっていた
「でも、大丈夫よ。そのうち分かるわ」
「だから苦しめ……と。随分と非道なんだな」
「だって、晴矢が苦しむ時は私との記憶を思い出したときだと思うから」
「さぁ? そうだかな」
「きっと、そうよ」
二人はヒュ-------ゥッと吹く風に髪を靡かせ、また、話を続けた
「絶対に会っても私の正体、言っちゃ駄目よ」
「いや、君が消える前日には言わせてもらうさ」
「あら、余計なお世話ね。だけど、そのほうが助かるわ」
「では、私はもう戻る」
「ええ、分かったわ」
少年----ガゼルは寄りかかっていた身体を起こすと、ザッザッと音をたてながら暗闇へ消えていった
白い空間から急に闇が現れて……
そんなガゼルが完全にいなくなると優はこう言った
「気付いてね、晴矢。姉さんのことに……」
- Re: イナズマイレブン キオクサガシ ( No.25 )
- 日時: 2011/02/20 14:11
- 名前: 狂音 ◆BSxpeLzwWc (ID: /8RPd6Ii)
- 参照: http://韓国LOVEなのですわっ!
「『世界で一番優しい記憶』か……」
俺には、そんなもの一つもない
俺の記憶は欠けているから。一部だけ
五歳の時の冬の記憶がない。これはただ、忘れたのではない
『喪失』してしまった。何が起こったのかは分からないけど。多分、最近思い出し始めているのは五歳の冬の記憶だと俺は思う
あの中に出てくる女性。顔はまだ闇で覆われていて分からない
知りたい。だけど、あの記憶を思い出すのは何故か、優と一緒に居るだけ
何故だ? 優が何か関わっているのか?
いや。それはないな
「なーにを言ってるんだろうな。俺」
ははっと苦笑いをして、俺はその場から離れた
☆
気付き始めている。バーンは優の正体に
自分が時々思い出す記憶の中に優がいるということを
だけど、逃げている。その真実から
それに、優が誰なのかが分かっていない
姉なのか妹なのか、友人なのか恋人なのか
私は何もしない。氷のように冷たく
「それが……私に出来ることだ」
優の為にも。それが一番良いんだ
いや。優じゃないな
「『南雲 優李(ナグモ ユウリ)』」
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