二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 宇宙調査隊カービィズⅡ AXIZ(アクシズ) ( No.206 )
日時: 2009/03/22 02:46
名前: ユービィ (ID: uPcLZd7c)
参照: http://geocities.yahoo.co.jp/gl/lunacanon39

鏡さん>>
ひっそり読ませていただいていますww


第18話「巨大砂地獄回避不能決闘!!」


「今回のターゲットは西の砂漠にいるようだ」

エアライドマシンで先頭を飛びながらシルウェイがみんなに聞こえる声で言った。

「ねぇ隊長。 今回のタイトルなんて読むの? 漢字が多すぎてわかんないよ」

「エリアス、あれは『きょだいすなじごくかいひふのうけっとう!!』って読む・・・、ってんなことどうでもいいだろ!」


砂漠に差し掛かった頃、ふと気づいたことがある。
バトルアタッチメントは本当に持ってこなくても呼べばやってくるのだろうか・・・。

今回はアタッチメント頼りでコピーカードもレーザーガンも持ってきていない。
これでもしアタッチメントがダメだった場合、どうなるのか・・・。


「ラージェル! シルウェイ! 前方になんか蟻地獄みたいなのが見えるぜ!」

ビルディが指差すほうには、確かに蟻地獄のようなものが見える。
その中心には・・・

何かの牙らしきものが確認できる。

「あれは・・・」

「KBSドキュメントにデータなし! 新規の魔獣だよ!」

ライが叫んだ瞬間、蟻地獄の中心から巨大な大アゴを持った生き物が現れた。

「ジ、ジバサミだ!!」

「ジバサミって、ボルト、知ってんのか!?」

「うん。 この砂漠には大昔に滅んだ文明があるんだ。 
その文明を滅ぼしたのが・・・」

「今我々の前にいるジバサミか・・・」

シルウェイがボルトとジバサミの前に仁王立ちしながら言った。
空がオレンジ色に変わる。 夕焼けだ・・・。
夕日をバックに風にたなびくマントを掲げたシルウェイはどこかカッコよく見える。

『キシュァァァァァァ!!』

ジバサミはうなり声を上げ、カービィズに飛び掛ってきた。

シルウェイの『避けろ!』という声と同時に上に飛んだ。
ジバサミは地中に潜ったようだ。

「気をつけろ・・・。 どこから来るかわからないぞ」

「クワガタの化け物め・・・、どこ行った!?」
「違うよビルディ。 あれは蟻地獄だよ」
「クワガタだろ」
「蟻地獄!」
「クワガタだ!」
「蟻地獄!!」
「クワガタだ!!」
「蟻地獄!!!」
(以下延々と続く・・・)


「ってこんなことをしてる場合じゃないな」

ラージェルは身構える。 どこから来る!?
前か、後ろか? 右か? それとも左か!?

「ラージェル、砂嵐だ・・・」
「司令官、バイザーがあるから目に砂は入らないよ」
「そうじゃない・・・。 砂嵐で体が埋まりかけている。 これでは身動きが取れないぞ」
「マジっすか!?」

言われてみれば、さっきから動こうとしても動けない。
これではジバサミのかっこうの餌食になってしまう。


どうする、カービィズ!?


続く

オマケ

「ジバサミ」とは!?

「星のカービィ64」と「コロコロカービィ」の砂漠のステージに登場する蟻地獄。
カービィが近づくと巨大なアゴで襲い掛かる。

また砂地獄に巻き込まれないように注意!