二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 宇宙調査隊カービィズⅡ AXIZ(アクシズ) ( No.247 )
日時: 2009/04/07 12:27
名前: ユービィ (ID: uPcLZd7c)
参照: http://happytown.orahoo.com/ninten_yurby/

第19話「成功!!」


ジバサミの起こす砂嵐は視界をさえぎるばかりでなく、ラージェルらを生き埋めにしようとまでしていた。

「くっ・・・、こういう場合どうすればいい!?」
ラージェルは自分に言い聞かせた。
しかしこのままではどうにもならない。

「でっかい扇風機でもあれば砂を吹き飛ばせるのにねぇ」
ふいにエリアスがつぶやいた。
それにボルトが反応する。

「え? 今なんて言った?」

「いや、でっかい扇風機で砂を吹き飛ばすって・・・」

「ラージェル隊長、ジャイロジェットだよ!
ジャイロでこの砂を吹き飛ばせばいいんだ!」

「そ、そうか。 その手があったか!」

ラージェルは上を向き、大声で
『ジャイロジェット、スタンバイ!』と叫んだ。


すると、まもなく前方から光り輝く物体が飛んでくるのが見えた。
間違いなく、ジャイロジェットだ。

ジャイロジェットはジャイロで砂嵐を吹き飛ばし、視界を開いた。

「ジャイロジェット、装着!」
ラージェルは声高らかに言うと空中へ跳んだ。

ジャイロジェット本体を背中に取り付ける。
ジェットウィングが上に稼動、ホバリング用ジェットになる。

そして腕にジャイロウィングを装備。
バイザーの色が水色に変わる。
『ジャイロジェット、装備完了!』

その勢いが消えないうちにジバサミのほうを向く。
「ジャイロウィング起動。 ジャイロタイフーン、ファイヤー!!」

両の手のプロペラが高速回転を始める。
徐々に大型の竜巻が発生しはじめ、今や風速100メートルほどの風となった。

そのままジバサミに竜巻を発射した。
ジバサミもすぐに地面に潜りこもうとするが竜巻の勢いに逆らうことができず、全身が地上に現れた。

「今だ、ソーブレイダースタンバイ!」
シルウェイもアタッチメントを呼び、宙へと跳ぶ。

そのまま空中で背中にウィングを、両手にそれぞれソゥとブレイバーライフルを握る。
バイザーがブルーに変わった。
『ソーブレイバー装着完了!』

そのままシルウェイはソゥを構え、ジバサミに向かって走り出す。

「これで、ジ・エンドだな」
最後にそういうと、ジバサミの体を真っ二つに切断した。
そして、剣と銃を回転させながら一言。
「任務完了だな」
と言い、エアライドマシンに乗り込んだ。


帰還中、ふとラージェルが思った。
「あれ? 魔獣って市街地に出たんじゃなかったの?」
その疑問にシルウェイが答える。
「あぁ、XZ300の情報ミスだ。 私のところにだけ『西の砂漠』と送られてきたんだ」


「「情報ミスってなんでやね〜〜〜〜んっ!」」


続く

オマケ

情報ミスは書いてから矛盾点が見つかったので急遽オチにしましたw
マグライズとウォーカー出番ねぇ・・・。