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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: どう森小説「ROMvsバグ」 復活版 誰か来て…(切実) ( No.36 )
- 日時: 2008/09/11 18:47
- 名前: イベント三人組 ◆tY1wmpYRPQ (ID: bdGTRweV)
第15話 ファイアーエムブレム2
ウインターエリア。その名の通りと言っていいのかわからないが、とにかく雪山であることは確かである。
「あー、寒い寒い寒い寒い寒い!しっかしくじ運悪いなーあたしは」
悪天候では無く、天気は晴れだが寒い事には変わりない。
青い和紙の地図によれば、この雪山には、山小屋がある場所が3ヶ所あった。その一番近い山小屋にザイラは向かう所である。裏には「ファイアーエムブレム」の文字と「★」が5個あったが、今はどうでもいい。
「こう寒くっちゃまともに動けやしないよ。こんな時に敵に会ったら最悪だ…って、おわ!」
目の前の地面に、突然矢が刺さった。
逆に道だと見つかりやすかったと、今気づく。
「あ〜、言ってるそばから…。だれだい?姿くらいは見せたらどうだ?」
矢が飛んで来た方向へと、声を浴びせる。それと同時に弓を取り出す。
「あちゃー、狙いがずれちゃったかー。仕方ないな、素直に真っ向勝負にするか」
矢が飛んで来た木から飛び降りて来たのは、髪から防具まで緑の少年だった。いつでも仕掛けられるようにと、矢を一本取り出す。
「一応名乗るか、[ゴードンの化身]こと、[トクソテス]さ。覚えといて」
ふざけた野郎だ…。ザイラが持った、そいつの第一印象はそれだった。こんな最中で明るい口調。ふざけている、もしくはとても余裕という事だろう。どっちみち軽視されてる事には変わりない。
(その余裕、見せてもらおうじゃん!)
お互いに弓を引いた状態で対峙する。
その2人のうち先に矢を射たのはザイラだった。
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