二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: どう森小説「ROMvsバグ」 復活版 誰か来て…(切実) ( No.37 )
日時: 2008/09/11 18:48
名前: イベント三人組 ◆tY1wmpYRPQ (ID: bdGTRweV)

第16話 前門の虎

 昼の日差しが、市街地へと照りつける。もし夏だったら相当暑い事だろう。しかし、その日差しは、穏やかな春の日光。そんな中、その市街地の交差点では、一人の人影が、アスファルトの地面に座っていた。

「あー、もう!何これ!?訳わかんないよ!」

 ………ただ、騒々しいが…。
 交差点のど真ん中、ツバキはあぐらの形で座っている。アスファルトの上は流石に痛い。なんて思うが、しばらくは動かないつもりだ。

「多分地図かな?手間がかかったんだろうね」

 って、敵に感心してる場合か。と、自分でツッコミそうになるが、止めた。

「あーもう!みんなバラバラの場所に飛ばされるなんて聞いてないよー!」

 アスファルトを手を鞭のようにして、思いっきりアスファルトを叩いた。当たり前だが、小石に手のひらが刺さって痛かった。
 手をこすり合わせて、痛みを和らげていたその時。顔のすぐ右に、赤くて光る物があることに気づいた。
 それが何だかは、こんな唐突に判断出来なかったが、後ろから聞こえた冷酷な声で、強制的に判断された。

「そこの貴様…名を名乗れ」

 顔の右にあった物、それが赤黒い剣であると、今理解した