二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: どう森小説「ROMvsバグ」 復活版 誰か来て…(切実) ( No.38 )
日時: 2008/09/11 18:49
名前: イベント三人組 ◆tY1wmpYRPQ (ID: bdGTRweV)

第17話 暗闇の鼓動

 さっきっから何なんだ…。俺はどうしちまったんだ………?
 ここへ飛ばされてから意識がはっきりしない、頭が痛い、身体が思うように動かないの三重の異変にみまわれている。

「なぜ…。こんな…ところ…で…」

 そこで意識がちょうど途絶えた。

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 そして、今きがついた。

「お目覚めかい?ツルギくん?」

 聞き覚えのある声………モノトーン。
 いつのまにか自分が居たのは山小屋のベッド。近くにはモノトーンが椅子に座って、机に肘をついていた。それで、勢いよく身体を起こしたせいか、めまいに襲われた。

「………!」

 うずくまるように頭を抱える。
 モノトーンは、そんな事はお構いなしに話を進める。

「間に合って良かったよ」

 間に合った?何に間に合ったと言うんだ。
 ようやくめまいは収まった。

「何の事だ…」

「まあ、聞け。重要な話だ」

 それからの事。

「なんだと。あまりにも危険すぎる!」

「でも俺の意志で今更どうにかなる問題ではない。それにそいつを奴はどうにでもできる。そうなったら元も子もない。だとしたら選ぶ道は一つしか無いよな?」

 その言葉を言った直接、ツルギは黙り込んだまま下を向いた。
 モノトーンは思う。「今」はつらいは…。でもそれは少しの時間だけだ。私を利用するなど愚か者の考える事だろう。

「わかった」

 だろうな。いや、元々選択肢はそれしかない。

「ただし、条件がある」

「何だ?」

「死人は出すな」

 ツルギは下からモノトーンへと向き直った。その鋭い目は一体何を表しているのか。

「それはお互い様だ」

 ウインターエリアの東山小屋。ここのここの静寂はいつしか何に変わるのか……。