二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: どう森小説「ROMvsバグ」 復活版 誰か来て…(切実) ( No.41 )
日時: 2008/09/11 18:52
名前: イベント三人組 ◆tY1wmpYRPQ (ID: bdGTRweV)

第27話 青い摂政(後編)

 少年はただ立っていた。秋の街の交差点の中心で。目も瞑って、少し力を抜いた直立不動で、少しも動かすに立っていた。

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「全く太子は…おかげで逃げられたじゃないですか…」

「畜生〜…。今度こそは私の手で…お!?」

「どうしました?太子」

「あそこに居るのは敵じゃないか?妹子」

「っていうか今、僕ら以外は全員敵ですよ……って本当だ」

「よっしゃー!いくぞー!」

「って、またですか太子!あー!待てオッサン!」

 少年は動かなかった。いや、動いていたのだろうが、見えなかった。それは刹那、近寄って行ったスコーピオを腰の刀で一瞬にして斬った。そして、男は光に変わり黄金色の宝玉に変わった。
 それは近くに居たもう一人の赤ジャージ男は、目で捕らえる事が出来なかった。
 少年はその刀をそのもう一人の男向けて、こう言った。

「私の名は山城上総。あなたの名前は何ですか?」

 もう一人の男はこう言った。

「ぼ、僕は[小野妹子の化身]、[ルピオス]です!」

 もう一人の男は、その言葉を最後に宝玉へと変わった。
 そしてこの時間の後からは、全ての赤い和紙には、表に[トパーズ][シトリン]の、2つの文字が現れ、裏には[ギャグマンガ日和の下の星が消え、代わりに[テイルズオブシンフォニア]の文字と、[★]が一つ、現れていた。
 カズサは刀を鞘へと納める。

「まずは2人…か」

 カズサはそれだけ言ってこの場から消えていった。

【スコーピオ(聖徳太子の化身) 撃破】
【ルピオス(小野妹子の化身) 撃破】