二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: どう森小説「ROMvsバグ」 復活版 ( No.8 )
- 日時: 2008/08/20 18:31
- 名前: イベント三人組 ◆ixQSr5Dqhg (ID: 18vru4k2)
- 参照: http://nanasikibiyori.blog105.fc2.com/
第Ⅱ話 集合
そして、翌日。教えてもらった通りの村へ、レイン、ライン、ツルギ、プチ、ラルスの5人は着いた(ゲームでは無理)。村の事は門番さんに任せてあるし、大会の時、留守番だったラルスも来れた。
防衛隊のメンバーは5人。
プチは幼馴染で、大会もプチと組んで出ていた。
ツルギは兄さんの幼馴染で、頼れる人。
ラルスは、昔モノトーンの下に居たけど。サイハテ村を取り返すために向こうを裏切った年下の少年だ。
集まる村の門のところで、シュウトが待っていてくれた。案内されて向かったのは、地下へと続く階段だった。
「この下が、我々のバグ撲滅組織の総本部です」
シュウトはそう言い、階段を降りはじめる。ラインとツルギを先頭に、レイン達もついていく。
そして、さらに螺旋階段を降りた先は、少し暗く、たくさんのモニターや電子機器などが沢山の部屋だった。そして、その大量のモニターの前に、社長椅子のような椅子があり、その背もたれから頭が少し見える。
「本部長。ディーエス村防衛隊の人達がご到着です」
「おや、そうですか」
椅子を180度回転させ、椅子に座った人物が立ち上がった。
「皆さん、はじめまして。私がバグ撲滅組織、[リカバリー]の本部長、ラークです。ご協力感謝します」
(ま、またこのパターン!?)
礼儀正しい挨拶はともかく、レインはこんなことを思っていた。
それもそのはず。ラークは、[DEATH NOTE]の[L]にそっくりな姿だった。本人はその気はないと思うが、年も兄さんより、いくらか年上。声までそっくりという始末。
(作者の陰謀か…これは…?)
そんなレインの考えはともかく、ラークの話へ。
「では、まず。これを見てください」
ラークが機械のボタンを押すと、一番大きい画面が地図へと変わった。
「この地図の赤い印が現在地、そして、青い印が敵の居場所です。見てのとうり、現在地から目的地までは、山を越えて行くほかありません。しかし、今回集まってくれたメンバーは21人。まとまって移動すると目立ちます。そこでいくつかグループに分けて向かう事になりました」
ラークはそう言い、ラインに紙を渡した。それは名簿だった。見ると、名前が載っているのは、大半が競技会の準決勝まで勝ち進んだ顔ぶれで、なぜか[バンブーソード][ストライク][森ラジ][マリオブラザーズ]は2人とも名前が無い。当然、[イノセンス]の2人の名前は無い。あとは、スナイパーズ(モノトーン達)が3人、ササレンジャー(1ごう達)の名前もあった。
「先程、皆さん出発したところです。あなた達も準備が整い次第、向かって下さい。ちなみに、シュウトくんは君達に同行してもらいます」
「また、分かりました」
シュウトが少し頭を下げる。
「山には山小屋や、近くに村もあるので、頼れる人を見つけたら、願いして参加してもらってくれても結構です」
ラークがボタンを押すと、地図に4本の赤い線が入った。
「これが、ルートです。皆さんにはこの道を行ってもらいます」
そう言って、一番西のルートが点滅した。
「私との通信はこれでお願いします」
そして、ラークはラインに無線機を2つ渡した。
「山の中でも通じますかね?」
ラインが聞いた。
「この機械と通信するのでそちらがよっぽど木の生い茂った所でなければ平気です」
そう言い、ラークは椅子に座った。
「検討を祈ります」
そして、また椅子を180度回転させ、大きな画面がパソコンのような画面に切り替わった。
「では、行きましょう」
シュウトが降りて来た階段へ向かう。その後をまたラインとツルギを先頭にレイン達は進んでいった。