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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ルーンファクトリー1 異種族の架け橋 ( No.4 )
- 日時: 2008/10/03 21:36
- 名前: リュウ (ID: QxOw9.Zd)
>>3 ありがとうございます。フィル可愛いですよね。 では続きです。
「それはそうとタバサさん。」
ラグナは今度は剣の手入れをしながら言った。
「なんですか?」
「今日はここに泊っていきませんか?」
「・・え・えぇっ?」
珍しくタバサが少し取り乱した。当然と言えば当然だ
が。ラグナはタバサの様子を見て慌てて付け足した。
「いや、だってほら、無理に動かすのも良くないです
し・・。それにラピスさんによると、エド先生今日は
夜遅くにならないと、帰って来れないそうなんで。」
「いえ、でもそんな・・ラグナ様にもお仕事があるで
しょうし・・。」
ただでさえ迷惑をかけているのに、これ以上お世話に
なるわけには・・という思いもあってそう言ってみた
が、ラグナはまたさっきのように笑ってこう言った。
「そんな、僕のことは気にしないでください。タバサ
さんの体の方が大事ですよ。」
「・・・・」
タバサはラグナの優しげな笑顔を見つめた。その笑顔
を見ていると、安心できるような気がした。もっとこ
の人の笑顔を見つめていたい、という気持ちにさえな
った。自然に言葉が口から出ていた。
「本当に、よろしいのですか?」
「はい、もちろん。」
「・・・じゃあ一晩だけ、お世話になります・・。」
ラグナはまた笑顔になった。タバサは再び、温かいも
のに包まれるような感触を感じた。
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