二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ルーンファクトリー1 異種族の架け橋 ( No.5 )
日時: 2008/10/04 21:58
名前: リュウ (ID: QxOw9.Zd)

「それにしても・・エルフでも風邪引くものなんですね?」

「ええ、まあ・・。一応エルフの方が、人間よりわりと体が丈夫なのですが・・。」

「・・きっと相当疲れがたまってたんですね・・。あんまり無理しない方がいいですよ。」

「ぷっ・・・ふふふっ。」

「え?・・僕なんか変なこと言いました?」

「いえ、だって・・ラグナ様に無理するななんて言わ

れると・・・おかしくって・・。」

そうである。毎日モンスターが出没する洞窟に行った

り、農作業のほかに仲間にしたモンスターの世話をし

たり、挙句の果てには洞窟の最深部で巨大なモンスタ

ーと戦うような人に、無理をするなと言われても、全

く説得力がない。

「あはは、そう言われると・・。」

しばし会話を楽しんでいた二人だったが、やがてラグ

ナが腰を上げた。

「さて、僕はちょっと残っている仕事があるんで・・

・。夜までには戻ってきます。」

「はい・・。」

ラグナが出て行ってしまった後、タバサはどっと倦怠

感に襲われた。ラグナといる時はたいして意識してい

なかったが、改めて自分は風邪を引いていることを思

い知らされた。ラグナが帰ってくるまでは寝ていよう

かと考えていた所、家のドアがバタンと開いた。