二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ルーンファクトリー1 異種族の架け橋 ( No.7 )
日時: 2008/10/05 22:51
名前: リュウ (ID: QxOw9.Zd)

一瞬タバサは、ラグナが忘れ物でも取りに帰ってきた

のかと思ったが、戸口に姿を現したのは・・・・

「あら?改装したって聞いてたけど、前より随分良く

なってるじゃない?」

「ビ、ビアンカお嬢様?」

タバサは驚きの声をあげた。

「どうしてここに?」

「ロゼッタが教えてくれたわ。雑貨屋出た途端に道端

で倒れて、ラグナが牧場の家まで運んで、看病してる

って。・・・あれ?そういえばラグナはどこなの?」

「・・お仕事にいかれました。」

「あら、そう?残念だわ。噂の真相を知りたかったのに。」

「・・・あの、噂とは・・?」

「知らないの?まあ、気ぃ失ってたんじゃしょうがな

いか。・・タバサだけだよ?ラグナにお姫様抱っこし

てもらった人なんて。」

「!!!」

あまりのことにタバサは手で口を覆い、しばらくの間

何も言えなかった。

(お姫様抱っこだなんて・・・。)

悪い気こそしないが、想像するだけでも恥ずかしい。

てっきり担架か何かで運んでもらったものと思い込ん

でいた。それがよりにもよってラグナのお姫様抱っこ

とは・・・。

「それで、噂はどのくらい・・?」

「もう町中の噂よ。当たり前でしょ?こんだけ小さな町だもの。」

タバサは赤くなって俯いてしまった。褐色の肌なので

赤くなってるかどうかは判断しにくいが。