二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 真選組★波乱日記★ ( No.120 )
- 日時: 2010/05/23 20:15
- 名前: 月芽麻 (ID: HpE/sQXo)
第五十訓 【試合開始】
「えっと、トシこれ読んだらいいのか?」
「近藤さん。早くしてくれ、二人が緊張してるから。」
「分かったよ…只今より、役職試験を開始する!!と、行っても二人だけなんだけど。」
そんな近藤さんのやる気のない声とともに《?》試験は開始した。
「友里亜ちゃんよろしく。」
「負けねえからな。でも、よろしく!!」
そう言って、二人は竹刀を構えた。
「はじめ!!」
「とうとう、始まりましたね。山崎君。」
「そうだね、紀新君。…どっちが勝つと思う?。」
「いきなりですか?…ん〜。僕的には、櫻さんの方が…。」
二人は、試合を見ながら言う。
「でも、両方頑張っててもらいたいですね。」
「そうだね。あ、櫻ちゃん。うまいなぁ!!」
その頃、二人は———。
「櫻、すげーな。今の一本。」
「避けれた、友里亜ちゃんもすごいと、思うよっ!!」
——ぱぁん。
竹刀が、重なり合う。
「櫻。俺、何か楽しいんだけど。」
「友里亜ちゃんも、ですか?私も楽しいです。」
ざっ。
二人は、後方に飛ぶ。
「絶対怪我はしないでくださいよ!!」
と、審査席の方から声がする。
「お前、医療班隊長だろうが!!」
げしっ。《蹴
「ひ、土方君♪僕の相手してくれる———。」
「黙って、見てろ。たくっ。」
「絶対、怪我しても直さねぇ。」ボソ。
「総悟、こいつ斬ってこい。許す。」
「分かりやしたぁ。」
「ちょ、嘘。今の嘘!!!。」
審査席は少し慌ただしい。
「大丈夫かよ、あの審査員たちっ!!」
「大丈夫だよっ!!———いい人たちだからぁ!!。」
その時、汗で滑り友里亜が後ろにこける。
「あ!!コレ決着ついちゃうかもしれませんよ?山崎君。」
「ホントだね…。あの体勢から、起きあがって攻撃…。」
「櫻さんの、速さでは…無理があるかもしれませんね…。」
二人は息をのんで、試合を見守る。
「馬鹿、やりやがったな。ありゃぁ、櫻の勝ちだな。」
「そうですねぇ。土方さん。」
ここにも、勝負の行方を見据えている人がいた。
「くそ———。」