二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 真選組〜波乱日記 ( No.14 )
日時: 2010/01/10 20:27
名前: 月芽麻 (ID: iEydDqYB)

第十二訓【時限爆弾の穴】

「副長。ここです。」

…。どぅしようか。この空気。

「髪増えてない?」

「オイッ!!出てきやがれ。」

「無駄な抵抗は止めな!!。」

後ろの扉から聞こえるのは、新しい仲間たちの声だった。

「ここは、十五階だ。逃げ場なんて何処にもねー!」

「たく…。オイ。櫻、聞こえてるか?」

!!。この声は…土方さん。

「は、はい。聞こえてますよ。」

ガタッ。

「のわぁっ!!。」

急に、私の手錠の先の人物がたちあがった。

「…桂。もう、しまいにしよーや。」

「銀ちゃん。コレ、いじっくってたらスイッチ押しちゃったアル。」

そこにあったのは、女の子が持っていた時限爆弾だった。

「ェ…。ェええええ!!ば、爆弾ですかそれ。」

「そうだ。真選組女子。」

———おーい。出てこーい。———

———マジで撃っちゃうよ?———

「土方さん。夕方のドラマの再放送始っちゃいますぜ。」

「やべェ。ビデオ予約すんの忘れた。」

「さっさと、済まそう。発射用意…。」

「あ、土方さん。櫻どうしやす?」

「あ。」

「忘れてたんですか?土方さん。」

ドゴぉぉぉン

「「!!」」

「にょわぁ。ちょ、足が付いていきませんよ!!」

「うるさい黙れ。こっちは世と死の間に居るんだ。」

よっこラショ。と言わんばかりに私は銀髪の男性に担がれた。