二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 真選組★波乱日記★ ( No.170 )
- 日時: 2010/05/29 20:34
- 名前: 月芽麻 (ID: HpE/sQXo)
第五十八訓【地面にダイブしても、顔型は撮れません!!】
「あのさぁ、銀さんものすごく不思議なんだけどさぁ?」
屯所での帰り道、荷物を持っている銀時が口を開く。
「はい。何でしょうか?銀時さん。」
「何で、櫻ちゃん。真選組の隊服着ちゃってるのかなあって。」
強張った表情で、銀時が聞く。
「え?あの、私…真選組ですよ?」
「えぇぇぇぇぇ!!!嘘だよね!嘘って言ってえ!!」
町のど真ん中で叫ぶ銀時。
「銀時さん!!近隣住民の皆さんに迷惑ですよ?」
「あ…すみません。謝るんで捕まえないでください。」
「だ、大丈夫ですよ!私、そんな事しないんで。」
明るく笑って誤魔化す櫻。
「本当?あぁ、櫻ちゃんは…大串君と違うな。」
「えっと…大串君?」
私の知らない人かな?
そんな、仲良く二人に近ずく人影があった。
「しっかし、こんなかわいい子。あんなむさっ苦しい所におくなんた。」
「むさっ苦しくないですよ。皆さんいい人なんです。」
———人影は、小さく笑った。
「そうか?何か、櫻ちゃん見てると…アイツ思い出すな。」
「ほぇ?誰か私に似た人がいるんですか?。」
———人影は静かに走り…そして。
「似てるのは似てるけど…相当な馬kぁぁああッ。」
ずさぁ。
「ぎ、銀時さん!!!」
櫻の目の前で、銀時は顔面から地面にダイブした。
「久しぶり、銀時。元気にしてた?」
銀時の、上にいる小柄な少女。
「つぅ。久々に会う奴に後ろから蹴りをかますか??」
「え?駄目だったかな?だって…小太郎、いきなりアッパーだったジャン?」
目の前の光景に、呆然とする櫻。
「あれ?この子銀時の知り合い?」
「あっ、霧ヶ乃櫻です。」
何故か、丁寧に挨拶する櫻。《目の前であんな光景に出合ったの初めてだろうな。
「私は柊杏奈です。杏奈って呼んでね♪」
「たく、人を蹴り飛ばしといて何様のつもりですか?コノヤロ—。」
怒りマークの銀時が口を開く。
「いいじゃん。気にしない気にしない。」
けらけら笑っている、杏奈。
「えっと?私…は、どうゆう反応をしたらいいでしょうか?」
「ん?とりあえず、笑っとけ。」
そう言われたので、とりあえず笑って見せる櫻。
この先どうなるのかな?と、思う櫻だったが、大丈夫かな?と、思い考えるのをやめた。