ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

第六十四訓【99%は食べ物残り１%は存在】

「えっと、コレが土方さんのお気に入りのマヨネーズだよ？」

マヨネーズコナーの一角、櫻は土方さ曰く一番好きなマヨを持って紀新君に言う。

「其れなんですか？…カロリーOFFの…。」

紀新は、マジマジとメーカーパックを見る。

「はい、私が初めて買ったマヨネーズなんですけどね?気にいってもらえてるみたいで良かったです。」

浅く笑う櫻。

「まぁ、土方さんのマヨネーズの食しっぷりは半端じゃないですからね。」

「てか、アレ99%マヨでできてんだろ？？」

何の躊躇いもなく上司を貶す友里亜。

「えっ!友里亜さん、後1%何なんですか!!」

「くされた野郎…。」ボソ

「ゆ、友里亜ちゃん!!土方さんの認識ひどいよ？？」

友里亜の問題発言に全力で突っ込む櫻。

「友里亜ちゃん!!一応副長だし…その扱いは。」

「そ、そうだよ？友里亜ちゃん。」

「ん？何か聞こえたの？さっさと会計しよ。」

何事もなかったように、笑顔で会計に走る友里亜。

…しかしその笑顔も、実に黒かった。

「…櫻さん、行きましょうか…?」

「…そうですね。」

紀新と櫻は何事もなかったように友里亜の後を追った。