二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 真選組★波乱日記★ ( No.205 )
- 日時: 2010/06/15 21:07
- 名前: 月芽麻 (ID: HpE/sQXo)
第七十一訓【人の名前は覚えましょう】
「あっ、てめえはあん時の…。」
そう、そこに立っていたのはある時はプー太郎、またある時はフリーターの———。
「ちょッ!!作者ぁ!!其れ両方同じだから!!」
うるさいなぁ。ま、何を言われようとも全力無視さ★。
「あ、お久しぶりです。銀時さん。」
「あっ、櫻ちゃん?何でここにいんの…?」
「えっと…ちょっとした人探しですよ?」
ほのぼのした会話が繰り出されている二人。
「てめぇ。あん時はよくも——。」
土方は、もんの凄く切れていた。
「ん?君は…あっ、もしかして同級生の大串君??いやぁ、久しぶりだなぁ」
「誰が、大串だ!!俺の、名前は土———。」
「銀さん!!何やってるんだよ。早く戻ってこい!!給料払わねえぞ!!」
「わかったよ、ごめんな大串君。俺仕事だから…。あ、次あったらパフェ奢ってくれ!!」
そう言って、銀髪の駄目な人間は手を振り去って行った。
「総悟…あれ、誰だ?」
「友里亜は、しらなかったんでしたねぇ。あの人は、池田屋の時に出会った旦那でさぁ。」
「ふ〜ん。そうなんだ、大串君。」
そう言って、笑顔で土方の方を見る友里亜。
「ゆ、友里亜ちゃん…。」
「…だ。」
「は?如何した…大串君?」
「誰が大串君じゃボケぇぇぇええ!!」
あぁ、土方さんキレちゃったよ。
「たかだか、五十二話飛んだだけで人の名前、忘れる奴が居るか?」
「いるじゃ、ないですか。さっきの旦那。」
あっ、沖田さんまで…。
「総悟…刀貸せ…。」
「えっ…?土方さん…まさか…。」
土方は沖田の刀を持ち梯子をのぼり始める。
「あいつしか居ねえだろ…。だから、斬ってくる。」
「チョっ。土方さん!?」
櫻の呼び声にも反応せず土方は梯子を登って行った。
「沖田さん…大丈夫でしょうか…?」
「さっ、見物でさぁ♪土方の野郎死んでくれねえかな?」
「てか、俺が殺したいとこだけど…ま、いっか。」
そんな、どす黒い話をしている二人を横目に櫻はつぶやいた。
「二人とも…お怪我のないように…。」