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第二十訓【訓練所？】

それは、ある晴れた日の午後だった。

ガラ。

私の部屋のふすまが空いて総悟君が入ってきた。

「？。どうしたんですか？総悟君。」

「おい。櫻、訓練しに行くでさぁ。」

「え？訓練ですか？」

「櫻も、真選組の一員なんですぜ？剣ぐらい触れるようにならねーと。」

「!。分かりました。ちょっと待ってくださいね。」

そう言って、私は動きやすい服に着替えて総悟君について行った。

「ここには、いろんな訓練所があるんでさぁ。」

「へェ〜。やっぱり屯所ってかなり広いんですね。」

そう言っているうちに、私はある人を見いかけた。

「総悟君。アレって、土方さん？」

私は、一心不乱に剣を振っている土方さんに指をさした。

「そうでさぁ。俺らは、ここで剣道の練習をするんですぜ？」

「？。総悟に…櫻？お前らも練習か？」

「そうでさぁ。近藤さんに頼まれたんでい。」

「なら、ここの敷地一体まわってきたらどうだ？」

「…それもそうですさぁ。櫻いくですぜ。」

「え？あ、はい。」

私は、速足で総悟君の後について行った。